研究課題/領域番号 |
15202005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松岡 心平 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70173812)
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研究分担者 |
キャンベル ロバート 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50210844)
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60105567)
山下 則子 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (40311162)
古井戸 秀夫 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20147945)
安田 文吉 南山大学, 人文学部, 教授 (80121474)
黒石 陽子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40247268)
黒住 真 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00153411)
小森 陽一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80153683)
斉藤 希史 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (80235077)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
23,140千円 (直接経費: 17,800千円、間接経費: 5,340千円)
2005年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2004年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2003年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 近世文学 / 近世演劇 / 音曲 / 音楽史 / 歌舞伎 / 浄瑠璃 / 常磐津 / 清元 / 歌舞伎(かぶき) / 近代演劇 / 舞踊 / 浄瑠璃(じょうるり) / 常磐津(ときわず) / 清元(きよもと) |
研究概要 |
本研究において、近世日本に出版され広く流布した演劇書の調査と研究を通して、音曲のあり方と、文化史におけるその意義と推移の模様を究明することを目的とした。 具体的に、東京大学教養学部国文・漢文学教室に所蔵される黒木勘蔵氏(1882-1930年)旧蔵の黒木文庫約3,000点を中心として、調査と研究を行ってきた。黒木勘蔵氏は、旧制東京高等学校の教授であったが、教務のかたわら各地へ出向いては音楽文献を調査し、また関東大震災後には、近世日本音楽を1箇の研究分野に押し上げるほどの功労者でもあり、一代の目利き、本のコレクターでもあった。戦火をくぐった黒木氏の蔵書は、やがて新制・東京大学教養学部国文・漢文学教室へ移管され、以来半世紀以上研究者のあいだで知られてはいたが、広く活用される機会がないまま眠っていた。今回の研究では、黒木文庫を中心とする同教室所蔵の演劇害コレクションを悉皆書誌調査をし、電子撮影による画像制作を行ったうえで、タイトル・作者にかぎらず、ジャンル、出版地、画工、興行地など、検索が縦横に可能な画像データベースを構築し、東京大学情報基盤センターから無料公開した(http://kuroki.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/)。これに加えて、黒木文庫を中核にすえた、日本近世音楽文献と画像の実物による特別展覧会「江戸の声 -黒木文庫でみる音楽と演劇の世界-」を東京大学駒場博物館で開催し(2006年3月27日〜同年5月7日)、その期間中に講演会・シンポジウム「江戸の声:日本の音楽が語りえたもの」も実施した。特別展開催に当たって、ここに研究成果報告書として提出する研究・資料集『江戸の声 -黒木文庫でみる音楽と演劇の世界-』を執筆公刊し、配布することができた。
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