研究課題/領域番号 |
15202016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
J・C Baxter (BAXTER J・C / BAXTER J.C / BAXTER J.C.) 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 教授 (60321618)
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研究分担者 |
園田 英弘 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50027562)
小松 和彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90111781)
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60179207)
カーン テモテ (TIMOTHY D・kern) 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (70321619)
渡邊 雅子 (渡辺 雅子) 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (20312209)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
26,390千円 (直接経費: 20,300千円、間接経費: 6,090千円)
2005年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2004年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2003年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | グローバライゼイション / ローカライゼイション / 文化 / 日本文化 / 文化ナショナリズム / 多文化主義 / 文化交流 / 地域 / グローバライゼーション / ローカライゼーション |
研究概要 |
平成15年11月、シドニー大学ヨーロッパ・アジア・中東研究学科の共同主催でシドニーに於いてシンポジウムを開催した。「歴史的視点」と「文化動態」の分科会を設け、オーストラリア、ニュージーランドをはじめアジア・太平洋地域の研究者を集め、この地域における日本研究の現状を把握する上で有意義であった。日本史、考古学、日本文学、日本語教育、人類学、民俗学、思想史、政治学、社会学等、多様な分野の研究者が集まる学際的な会議となった。32本の発表は近年の研究状況を反映し、近代以降の日本又は日本とアジア・太平洋関係を扱った発表が大半を占めた。 16年10月、シンガポール国立大学日本研究学科の共同主催でシンガポール市内において第2年度のシンポジウムをおこなった。特に東南アジアにおけるグローカル化を重視した。オーストラリア、東南アジア、中国(香港)、日本から日本研究者が参加し、それぞれの研究をもとにアジア太平洋地域における「グローカル」現象と日本との関係について、発表と議論がとりかわされた。ポピュラーカルチャー、食文化、観光と旅行、都市運動と開発、思想史、芸術、日本と東南アジアの政治経済関係といったテーマごとの分科会にわけられ、31の発表があった。なお、東南アジアにおける日本研究の現状と動向に関する円卓会議式のセッションも行い、インドネシアとフィリピン、タイ、シンガポールについての報告があった。予算削減などで厳しい状況におかれながらも、日本が各国で学生や研究者の関心を受け続けていることが明らかにされた。 平成17年9月30日から10月4日まで、香港中文大学日本研究学科の共催で同大学において本研究の最後の集会を開催した。中国(香港特別行政区)、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、台湾、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本から日本研究者が参加した。分科会にわけられ、アジアにおけるポピュラーカルチャー、歴史と記憶とアイデンティティー、地域関係、東南アジアに於ける日本研究の現状、グローバリゼイションのなかの経済・企業経営・経済政策、都市とグローバリゼイション、グローバリゼイション現象のなかの東アジア・東南アジアの教育、「近代」概念の再考察、日本とアジアの歴史的関係、謡曲に於ける家族関係、日常生活の比較研究、映画におけるグローバリゼイションとローカリゼイションといったテーマについて、42の発表が行われた。
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