研究課題/領域番号 |
15203009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大村 泉 東北大学, 大学院経済学研究科, 教授 (50137395)
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研究分担者 |
守 健二 東北大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20220006)
窪 俊一 東北大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (50161659)
宮川 彰 首都大学東京, 経済学部, 教授 (20128581)
八柳 良二郎 (八柳 良次郎) 静岡大学, 情報学部, 教授 (20166531)
大野 節夫 同志社大学, 経済学部, 教授 (00066292)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
38,350千円 (直接経費: 29,500千円、間接経費: 8,850千円)
2006年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2005年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2004年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2003年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 新MEGA / 『資本論』 / IMES / BBAW / 『資本論』第2部 / 『資本論』第2部編集原稿 / マルクス / エンゲルス / IT編纂学 / エンゲルス問題 / 国際マルクス / エンゲルス財団 / マルクス草稿 / エンゲルス編集原稿 / 『資本論』第2部エンゲルス編集原稿 / 資本論 / デジタルマルクス / ロシア国立社会=政治史アルヒーフ / MEGA^2 / 『資本論』草稿 / IISG / ロシア国立ロシア国立社会=政治史アルヒーフ |
研究概要 |
本研究の目的は、国際マルクス/エンゲルス財団(IMES、本部:アムステルダム社会史国際研究所)およびベルリン=ブランデンブルク科学アカデミー(BBAW)との密接な協力のもとに、次の2課題を達成するところにあった。すなわち: 1.『資本論』第2部エンゲルス編集原稿(1884-85年),および同部初版(1885年)と再版(1891年)成立過程の全容を解明し,成果を新MEGA(Karl Marx Friedrich Engels Gesamtausgabe)第II部第12,13巻の編集テキストに取り纏ること。 2.上記課題の後半、『r資本論』第2部初版,再版を収録する新MEGA第II部第13巻編集のために,両刊本オリジナルをデジタル化し,同時に『資本論』第2部に関するマルクス/エンゲルスの全草稿および刊本の画像データと,対応する新MEGA各巻テキスト(解読原稿)とを照合可能にするデータベースを開発・構築すること。 研究代表者は、共同研究者および国内外の協力研究者と共に課題達成に努め、所期の目的を首尾良く果たすことができた。 本研究における最大の成果は、1885年にマルクス著、エンゲルス編の著作として、ハンブルクのオットー・マイスナー書店から公刊された『資本論』第2部「資本の流通過程」の成立過程の全容を解明し、その成果を新MEGA第II部門第12,13巻として取り纏め、第12巻は2005年11月に刊行し、第13巻は本年(2007年)秋以降に刊行することを確定したところにある。 1920年代に開始された旧MEGAを含めると、MEGAの歴史は80年を超える。日本人研究者がこの編集刊行に直接参画し、原草稿の解読作業からテキスト確定、学術附属資料部の完成まで中心になって作業を進めたのはこの巻が最初の試みであって、日本国内は無論、海外、特にドイツで極め高い評価を受けた。
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