研究課題/領域番号 |
15203016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
清水 啓典 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (70114949)
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研究分担者 |
中島 真志 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (50438917)
小川 英治 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (80185503)
地主 敏樹 神戸大学, 大学院経済学研究科, 教授 (60171089)
淵田 康之 一橋大学, 大学院商学研究科(野村資本市場研究所), 客員教授 (30401673)
三隅 隆司 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (00229684)
小西 大 一橋大学, 大学院商学研究科, 助教授 (20266555)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
49,140千円 (直接経費: 37,800千円、間接経費: 11,340千円)
2006年度: 17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2005年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2004年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2003年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | IT革命 / ITインフラ / E-ファイナンス / 電子金融サービス / 電子マネー / クロスボーダー金融取引 / 金融市場統合 / 金融システムアーキテクチャー / 電気金融サービス / IT / 金融サービス業 / 金融取引 / 金融市場 / 金融政策の作用経路 / 金融革新 / 決済システム / XBRL |
研究概要 |
本研究プロジェクトでは、平成15年度から18年度の4年度にわたって研究を進めてきた。その研究成果は、海外協力研究者その他(Tyler Shumway (University of Michigan and Stanford University)、Luchia Christova (Bank for International Settlements)、Jennifer Corbett (Australian National University)、Inchul Kim (Sung Kyun Kwan University)等)を招聘して、平成17年3月18日と平成19年2月20日に一橋大学で開催された国際コンファレンスにおいて発表され、内外の研究者よりコメントをいただき、客観的にも優れたものとなっている。これらのコンファレンスで報告された論文の研究成果により、IT革命が金融サービス業およびそれを取り巻く環境に与える影響を様々な観点から明らかにし、あるべき金融システムのアーキテクチャー(設計思想)を考察した。具体的には、IT化の進展が(1)日本の金融業を取り巻く環境、(2)消費者行動・企業行動および金融機関の行動、(3)政策当局の対応策に与える影響を、理論および実証の観点からより解明した。金融業を取り巻く環境への影響は、IT化の進展により金融商品の多様化とともに情報伝達スピードの加速化が見られている。また、投資家としての家計、資金調達者としての企業、及び金融仲介者として金融機関の行動にもこれらの金融商品の多様化と情報伝達スピードの加速化がより効率的な金融取引へと導いている。しかし、一方で行動ファイナンスで取り扱われているように、非経済学的金融行動についても着目する必要があることを指摘した。もちろん、情報伝達スピードの加速化と効率的金融市場において金融政策のあり方は市場ベースの政策運営が必要であることも指摘している。
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