研究課題/領域番号 |
15203024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
河東田 博 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (80258318)
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研究分担者 |
赤塚 光子 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (10318686)
浅井 春夫 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (30231864)
新保 穏子 (杉田 穏子) 立教女学院短期大学, 幼児教育科, 助教授 (50270012)
孫 良 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教授 (90299355)
朝田 千恵 大阪外国語大学, 外国語学部, 兼任講師
遠藤 美貴 香川県明善短期大学, 生活学科, 講師
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
28,860千円 (直接経費: 22,200千円、間接経費: 6,660千円)
2005年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2004年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2003年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | 入所施設 / 地域移行プロセス / 地域生活支援 / オーストラリア / ノルウェー / オランダ / 日本 / 国際比較 / 障害者 / 地域移行 / 地域生活支援システム / コロニー雲仙 / 船形コロニー / 国立のぞみの園 / 知的障害 / 地域生活 |
研究概要 |
1.目的 オーストラリア、ノルウェー、オランダ、日本における地域移行プロセス・地域生活支援の取り組みの実態を把握し、比較検討すること。 2.方法 4カ国で、2004年から2005年にかけ、入所施設利用経験のある障害者本人各20人(現在は地域で暮らしている人)、その家族各10人、職員各10人を対象に面接調査を行い、質的に分析された。 3.検討課題 4カ国の研究結果を比較検討し、地域移行に関する個別支援プログラムの作成、移行後地域に定着し地域住民として定着していくために必要な地域生活支援システムの構築等を検討すること。 4.結論 入所施設、地域移行、地域自立生活をミクロ、メゾ、マクロレベルでの問題点や課題を整理したところ、次のような結論を見出すことができた。 (1)障害当事者の想いや願いに基づいた移行となるよう、そのプロセスに障害当事者の声が十分反映されるようなシステム構築や支援体制を作る必要がある。 (2)入所施設は障害当事者ではなく職員中心の集団管理的支援が中心で、入所者の声は反映されず、安心感も持てず、居住の場としては様々な問題を構造的に内包している。 (3)地域生活を「ミニ施設化」しないためには、障害当事者の想いや願いに基づいた個別支援が原則とならなければならない。そのため、地域生活支援職員増と居住・日中活動規模を小さくすることが求められる。 (4)障害当事者会の開催やその支援、また支援者の再教育などが求められている。 (5)日本で地域移行を促進させるためには、期限をつけた全ての入所施設者の地域移行計画の策定や地域生活支援の予算配分が求められる。また、障害者差別禁止法や条例の制定も求められる。
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