研究課題/領域番号 |
15203031
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
白川 友紀 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20112021)
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研究分担者 |
鈴木 敏明 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (20146111)
鴫野 英彦 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (80321561)
佐藤 博志 岡山大学, 大学院・教育研究科, 助教授 (80323228)
長澤 武 広島大学, 入学センター, 副センター長客員教授 (30335690)
武谷 峻一 九州大学, 高等教育総合開発研究センター, 教授 (60038073)
加茂 直樹 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (10001976)
山岸 みどり 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)
夏目 達也 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (10281859)
渡辺 公夫 筑波大学, 数学系, 教授 (50015913)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
51,870千円 (直接経費: 39,900千円、間接経費: 11,970千円)
2005年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2004年度: 17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2003年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
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キーワード | 入学試験 / 高大接続 / AO入試 / 理科離れ |
研究概要 |
本研究では各大学における教育目標、教育方針、アドミッションポリシーと中等教育の多様性の適合度を明らかにしたいと考え、入学者受入方針等に関する調査を行うとともに、AO入試の実施状況、オープンキャンパスにおける高校生に対する情報提供の現状と課題、専門高校および総合学科高校出身者の大学受入の現状、ならびに入学者の志望動機等に関するアンケート調査などを実施した。また、専門高校、総合学科高校、SSHと高大接続、総合的な学習と高大接続などの高校での学びの多様化と大学入試について研究会を開催し、話し合った。モデル化も行う予定であったが、この数年でAO入試実施大学が急激に増加し、そのアドミッションポリシーも新たに独白性を持ったものが増えており、今後さらに増加すると予想されるため、静的なモデルではあまり意味がないと考え現状分析を行った。今後、時代の変化に応じた新しい入試や大学進学を扱う、環境適応能力を表現できる動的なモデルを考える必要があると思う。アドミッションポリシー、入学試験や合格者への調査は本研究のメンバーによって大変精力的に行われ、大きな成果があったと考えている。 一方、入学後ある程度の時間を経た学生や大学側の満足度のような指標の調査はあまり広く実施できなかった。複数の大学で共通のアンケート調査を実施して卒業研究評価を試み、幸い九州大学と筑波大学の2大学で実施した結果を平成18年度の入研協で報告できることとなったが、このような共同研究は大学間の調整の困難さだけでなく、アドミッションセンターと学部や学科との間の調整がかなり困難であるらしいことも分かった。 海外調査はSARSの影響で平成16年度以降に行った。欧州の調査は行えなかったが本研究メンバーが他の研究費で行ったフィンランド等の調査結果について本研究のミーティングで知ることができた。本研究では米国、オーストラリア、中国、台湾の調査を行い、各国で入試の多様化が進んでいることが分かった。 「理科離れ」について、理科教育を熱心に行っている教員や学芸員、SSHの教員との研究会を開催してAO入試との関連について話し合った。総合的な学習で理科が好きになる、総合的な学習の時間を減らして理科の時間を増やすべき、などの意見があった。しかし、私見であるが、実践されている授業内容に大きな違いは無いように思われ、また、理科離れは科学振興という社会の要請と生徒や学生の個人の幸福が結びついていないというところにも問題があると思われた。さらなる研究が必要である。 本研究の成果は、平成15、16年度中間報告書とシンポジウム論文集ならびに成果報告書の4部に収録した。
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