研究課題/領域番号 |
15204024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2004-2006) 高エネルギー加速器研究機構 (2003) |
研究代表者 |
野海 博之 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (10222192)
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研究分担者 |
今里 純 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (40107686)
高崎 稔 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (70044782)
永江 知文 (永江 知史) 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (50198298)
家入 正治 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (50192472)
里 嘉典 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (30342603)
小林 隆 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (70291317)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2006年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2005年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2004年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2003年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
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キーワード | K中間子 / 大強度ビーム / 耐放射線 / ビームモニター / ビームライン / 実験核物理 / 素粒子実験 / 粒子線 / 2次ビームライン / 標的 / 耐放射線電磁石 |
研究概要 |
1.K中間子生成標的の開発 MWクラスのビームに対して、効果的に除熱できる回転円盤型直接水冷標的装置が開発された。標的材料には、適当な密度があり、熱的機械的特性および耐食性のよいニッケルまたはニッケル合金が選定された。 2.遮蔽・コリメータの開発 標的の直下流への熱負荷の相当数を引き受ける、ビーム方向の厚さが0.4m、ビームに垂直な断面1.5mx1.5mの銅コリメータが設計された。コリメータは真空槽内で運転され、周囲を水で冷却される。 3.耐熱耐放射線電磁石の開発 真空槽内で運転される間接水冷型完全無機絶縁コイルの耐放射線電磁石を開発した。真空中での試運転の結果良好であった。 4.静電分離装置の開発 高電圧部から絶縁油とFRP樹脂を廃し、詳細な電場計算に基づいて、新型の耐放射線静電分離装置を開発した。 5.真空関連機器の開発 標的直下流への熱負荷のため、「通常の」磁石間隙に入るビームダクトは除熱不可能なので、逆に発想を逆転して、磁石を真空中で動かすという新しいコンセプトを見出した。 6.ビームモニターの開発 大強度一次陽子ビームの"ビーム非破壊型"の残留ガスプロファイルモニター(RGIPM)を開発した。 7.ビームラインの光学設計 生成標的から2次ビームを抽出整形し、2段の静電セパレータを通してK中間子の純度を上げ、ビームの運動量を高分解能で分析できるビームラインを設計した。このビームラインはJ-PARCにおいてK1.8およびK1.8BRとして建設される。
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