研究課題/領域番号 |
15206059
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 東京大学 (2006) 愛媛大学 (2003-2005) |
研究代表者 |
羽藤 英二 東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (60304648)
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研究分担者 |
朝倉 康夫 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80144319)
柏谷 増男 愛媛大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00026254)
河野 浩之 (河野 博之) 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70224813)
山本 俊之 (山本 俊行) 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80273465)
二神 透 愛媛大学, 大学院・理工学研究科, 講師 (40229084)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2006年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2005年度: 19,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 4,590千円)
2004年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2003年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | プローブパーソン / day-to-day / Day-to-day / ITS / 行動文脈 / アクティビティ分析 |
研究概要 |
本研究は,day-to-dayの動的な交通行動調査・解析システムの開発を行った.web携帯電話のIDをウエブサービスを通じて登録し,アプリケーションをダウンロードすることでday-to-dayの継続的な人の行動軌跡のデータ収集を半自動的に行なうことが可能とした.被験者はプライバシー保護ポリシーに合意の上,調査に参加する.PCと携帯用のウエブサイトからいつでも自分の行動履歴の閲覧と編集が可能である.このことにより本システムはブログ機能を拡張したユーザーサービスとして捉えることも可能である.利用者のプローブパーソンシステムに対する評価は,半数程度の人が謝礼なしでも参加したいと回答しており,数ヶ月にわたる調査も苦にならないことは,近年のパーソントリップ調査の回答率の低さを考えると特筆すべき成果といえる. プローブパーソンシステムはモジュール化したいくつかのサービスや計測機器によるユーザーサービスを提供している.たとえば1)移動履歴を考慮したトラベル・フィードバック・サービス,2)まち歩きポイントサービス,3)防災リスク診断,4)プローブ交通予報などのサービスなどである.こうした利用者へのサービスにより,被験者からの有効なデータの提供が可能になる. また得られたデータはインデックスを半自動的に生成させることでリアルタイムな解析が可能になる.データ処理の方法を整理したうえで,データモデルを基本にした行動データ検索エンジンをあわせて開発し,被験者・調査者にとって有益な情報が,膨大なデータ群から検索可能なシステムを構築したことは大きな成果といえよう.
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