研究課題/領域番号 |
15208022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
木村 和弘 信州大学, 農学部, 教授 (40021092)
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研究分担者 |
今井 敏行 北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (40026456)
森下 一男 香川大学, 工学部, 助教授 (80036061)
星川 和俊 信州大学, 農学部, 教授 (40115374)
内川 義行 信州大学, 農学部, 助手 (20324238)
丸谷 知巳 (丸谷 知己) 北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40112320)
中村 寛志 信州大学, 農学部, 教授 (70123768)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
26,910千円 (直接経費: 20,700千円、間接経費: 6,210千円)
2005年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2004年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2003年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
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キーワード | 中山間地域 / 多面的機能 / 物質循環 / 農村整備技術 / 農畜林連携 / 地域資源管理 / 棚田 / 技術構造 / 地域環境 / 環境保全 / 歴史的・文化的資源 / 人 / 土 / 水 / 防災意識 / 環境保全機能 / 農林畜産連携 / 里地・里山 / 災害 / 集落 / 農地整備技術 / 里山 / 農蓄林連携 |
研究概要 |
1.本研究チームは、中山間地域において地域条件に適合する新たな在地技術の検証と構築を目的にいくつかのフィールドワークを実施した。 2.その中では、中山間地域の農林業の持つ多面的機能を発揮する構造を歴史的経緯まで広げて検討を行った。そこでは、自然資源の中で歴史・文化的特性が生み出され、住み続けることで地域環境を形成する独特な技術が生みだされていることが明らかになった。 3.また、地域の環境が、資源利用、環境保全、地域防災の3軸の中でどのように位置付き、関連するかが検討された。環境保全機能をもつ農林業の諸技術の構造は、基盤技術、利用技術、維持管理技術の三者が組織としての人間関係の関連の中で形成されることが明らかになった。この結果が、ため池地域や急傾斜地集落における災害時の緊急避難行動等の防災機能として生きていること。それらは、在地という特殊な空間(場)に限定された技術であり、長期の時間的蓄積を得た在来技術であることが明らかになった。それ故、農林業技術によって得られた結果は、単一の目的だけなく、多面的な目的・機能を持つにいたったのである。高い技術=大規模技術と言う現在の技術観とは異なる新たな技術観の構築の必要性が確認された。 4.中山間地域での農林業が厳しい現在、地域環境を維持するための方法として、新たな担い手等の地域活性化の方法についても検討された。地域資源の有効利用と内発的発展力を総合しての方向性について議論され、その例として棚田のオーナー制度などが検討された。地域リーダーと一般住民を結びつけるサポート・システムやサポート技術が検討され、そこでは多面的機能を持った農林業技術のあり方が議論された。 5.こうした研究の成果は、3回にわたるシンポジウムで一般に公開された。
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