研究課題/領域番号 |
15209006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋田 充 京都大学, 薬学研究科, 教授 (20135594)
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研究分担者 |
山下 富義 京都大学, 薬学研究科, 助教授 (30243041)
西川 元也 京都大学, 薬学研究科, 助教授 (40273437)
川上 茂 京都大学, 薬学研究科, 助手 (20322307)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
47,060千円 (直接経費: 36,200千円、間接経費: 10,860千円)
2005年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2004年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2003年度: 27,300千円 (直接経費: 21,000千円、間接経費: 6,300千円)
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キーワード | ドラッグデリバリーシステム / プラスミドDNA / 遺伝子デリバリー / NO / 遺伝子治療 / 非ウイルスベクター / 活性酸素 / NFκB / ターゲティング / キメラタンパク質 / NF-κB / 化学修飾 / 核移行シグナル |
研究概要 |
超難治性疾患の治療を目指して遺伝子治療に関する研究が活発に進められているものの、未だに遺伝子導入効率は低く、十分な効果は得られていない。本研究では、生体内遺伝子発現に関わる各プロセスを体系的に抽出しそれぞれに対する制御法を開発した後、これを理論的に統合し最適化することによって、最終的にin vivo遺伝子デリバリーの総合戦略の確立を目標とする。遺伝子医薬品の体内動態を精密に解析するため、従来の[^<32>P]標識プラスミドDNA法に代わる新しい標識法として[^<111>In]標識プラスミドDNAを開発した。この方法の確立により、生体内で分解されるプラスミドDNAの体内動態を特に初期取り込みにおいて精密に解析できることを可能とした。また、肝細胞選択的遺伝子導入法に関して、プラスミドDNAとエレクトロポレーションとの併用あるいは糖修飾リポソーム複合体を用いin vivoにおける肝臓での遺伝子導入効率の顕著な改善に成功した。さらに、生体機能の中で遺伝子デリバリーの障壁となっている血管壁透過の過程を、化学的アプローチにより改変し、遺伝子の送達と発現を大幅に改善する基本的遺伝子デリバリー戦略を確立するために血清アルブミン(BSA)を酸性条件下硝酸ナトリウムと反応させることにより一酸化窒素(NO)結合させた持続放出型高分子、PEG-poly SNO BSAを開発し、NOの体内の精密制御に成功した。以上の検討を通じて、生体機能の中で遺伝子デリバリーの障壁となっている血管壁透過、細胞取り込み、細胞膜透過等の過程を、物理的あるいは化学的アプローチにより改変し、遺伝子の送達と発現を大幅に改善する基本的遺伝子デリバリー戦略を確立することができた。
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