研究課題/領域番号 |
15209057
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石橋 達朗 九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (30150428)
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研究分担者 |
居石 克夫 九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (70108710)
米満 吉和 九州大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (40315065)
園田 康平 九州大学, 大学院医学研究院, 助手 (10294943)
後藤 純信 国際医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教授 (30336028)
池田 康博 九州大学, 大学病院, 助手 (20380389)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
46,540千円 (直接経費: 35,800千円、間接経費: 10,740千円)
2005年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2004年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2003年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / 網膜変性 / 神経前駆細胞 / SIVベクター / hPEDF / FGF-2 / 加齢黄斑変性 / hFGF-2 / RCSラット / rdsマウス / PEDF |
研究概要 |
1.網膜変性モデル動物における遺伝子治療効果の検討について 1)遺伝子治療技術の開発・・神経栄養因子を搭載した新規サル由来レンチウイルス(SIV)ベクターを開発し、さらに臨床応用に向けたベクターの大量生産系が確立された。 2)網膜変性モデル動物RCSラット、rdsマウスにおける2種類の神経栄養因子同時発現による相乗的治療効果の検討 2種類の網膜変性モデル動物に対する遺伝子治療研究において、ヒトPEDFならびにヒトFGP2を単独で網膜内に発現させることによる網膜変性抑制効果と、両者を同時に発現させることにより、組織学的検討ならびに網膜電図を用いた電気生理学的な機能評価においても相乗的な高い治療効果が得られることが明らかとなった。 2.神経前駆細胞を用いた遺伝子治療法の確立について 1)毛様体境界部からの神経前駆細胞の分離・培養法の確立・・毛様体境界部の上皮細胞が無血清培地下に球状塊を形成して培養される過程で、本来発現している上皮系の細胞骨格(サイトケラチン)の発現が低下し、未分化神経細胞のマーカーであるnestinの発現が上昇することが明らかとなった。 2)毛様体由来神経前駆細胞に対する遺伝子導入効率の検討・・毛様体から分離・培養した神経前駆細胞様細胞塊にSIVベクターを用いて効率的な遺伝子導入が得られることを明らかにした。また、遺伝子導入された細胞は、二次細胞塊を形成することが明らかとなった。 3.その他 1)大型動物を用いたSIVベクターの遺伝子発現特性を検討・・小動物での結果と同様に、2年以上の安定した遺伝子発現が確認できた。 2)加齢黄斑変性の発症に関連する血管新生のメカニズムと関連する因子の検討・・VEGP-A以外の関連の可能性について示唆する所見を得た。
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