研究課題/領域番号 |
15256004
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
難波 裕幸 (2005) 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (80237635)
山下 俊一 (2003-2004) 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30200679)
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研究分担者 |
大津留 晶 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教授 (00233198)
芦澤 潔人 (芦沢 潔人) 放射線影響研究所, 臨床部門, 研究員 (10304932)
高村 昇 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (30295068)
青柳 潔 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80295071)
難波 裕幸 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (80237635)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
34,970千円 (直接経費: 26,900千円、間接経費: 8,070千円)
2005年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2004年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2003年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
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キーワード | 放射線 / 甲状腺がん / 国際ヒバクシャ医療活動 / 分子疫学 / チェルノブイリ / 生体試料バンク / セミパラチンスク / e-Learning / 遺伝子多型 / 遺伝子診断 / 放射線感受性 / 再配列異常 |
研究概要 |
本研究課題によりチェルノブイリの小児甲状腺がん組織から核酸抽出をおこない管理・提供するチェルノブイリティシュバンク(CTB)の活動に協力をしてきた。チェルノブイリ周辺の機関施設であるロシア連邦オブニンスク放射線医学研究所、ベラルーシ共和国ミンスク甲状腺がんセンター、ウクライナ共和国キエフ内分泌代謝研究所、セミパラチンスク医科大学より、当該期間に研究者18名を受け入れ長崎大学にて被ばく医療の教育指導を実施した。ベラルーシ共和国ゴメリ医科大学とは、長崎からインターネットによる分子疫学の遠隔講義を行うことにより教育交流を推進してきた。また、現地の活動状況の支援、指導のために研究分担者高村らが毎年3週間ベラルーシを訪問し分子疫学、e-Learningについて直接指導を行なった。海外拠点と連携し研究活動も行ない、放射線刻印遺伝子の検索を目的としてチェルノブイリの甲状腺がん組織から抽出したミトコンドリアDNAおよびゲノムDNAを用い放射線刻印となる可能性のある遺伝子群の解析やDNA修復に関与する遺伝子群のSNPsについて放射線誘発甲状腺群と散発群との間で解析を行なった。その結果、ミトコンドリアDNAで放射線誘発の切断が増加していること、またp53、ATM、MDM2などの遺伝子のSNPs解析により放射線誘発癌では、特有の多型がみられることを報告した。この研究を介して、国際的な研究交流を介しながら共同で放射線誘発甲状腺がんの特徴について新たな知見をえた。今後、放射線照射による癌発症機序につき、さらに継続して大規模な解析を必要とする
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