研究分担者 |
齊藤 明紀 鳥取環境大学, 環境情報学部, 教授 (20235021)
桝田 秀夫 京都工芸繊維大学, 情報科学センター, 助教授 (90304063)
大下 福仁 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 助手 (20362650)
角川 裕次 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (80253110)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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研究概要 |
モバイルネットワークにおけるディペンダブル分散ソフトウェアの設計開発法の確立を目指し,分散したデータをいかに管理するか(分散データ管理)と,多数のプロセスをいかに制御するか(分散制御)の両方の観点から,ディペンダビリティを確立する手法について検討した. 1.ディペンダブル共有オブジェクトの実現:分散システムで効果的なデータ共有を可能とする共有オブジェクトについて,モバイルネットワークを対象にディペンダビリティを実現する方法を検討した.具体的には,(1)一時故障やモビリティに対する高度な適応性を有する自己安定共有オブジェクトの実現法の提案,(2)共有オブジェクトを実現するための基盤技術であるブロードキャスト/コンセンサスについて,故障耐性を有する実現法の提案,および,(3)動的分散システムにおける資源探索について,故障やモビリティに対する適応性を有する手法の提案を行った. 2.ディペンダブル分散制御の実現:モバイルネットワークにおける並行制御について,ディペンダビリティを実現する方法を検討した.具体的には,(1)モバイルエージェントの数や移動の分散制御について,モビリティに対する適応性を有する実現法の提案,(2)共有資源の数や配置の分散制御について,モビリティに対する適応性を有する実現法の提案,および,(3)モバイルネットワークのための自己安定分散システムの設計法・性能解析法の提案を行った.
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