配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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研究概要 |
近年,ノード(ワークステーション・パソコン・PDAなどの端末装置)の小型化,無線技術の進展に伴い,移動ノードや通信媒体の多様化・高度化が進んできている.また,常時接続可能なインターネット環境が普及し,それに伴いP2Pによる様々なアプリケーションが登場し,かつ大きなインパクトを与え続けている. 上述における状況では,時間とともに,ノードがネットワーク中を移動し,ネットワークの構成やノードがネットワークを接続する接続点が動的に変化する.また,ユーザは多種多様なノードを状況に応じて切り替え,その環境で最適な通信デバイスを用いてネットワークに接続したりするなど,ユーザ側からの要求も時間やユーザの置かれた環境に応じて刻々と変化する.このようなユーザの要求に速やかに適応することが可能なネットワーキングサービスがレイア構成に関わらず必要に迫られている. 本研究では,研究代表者が中心となり,ユビキタス環境に代表される動的なネットワーク環境や,常時接続ながら頻繁にユーザの接続・切断が行われるP2P環境において,ユーザがネットワークやノードの変化を意識しないシームレスなネットワークシステム・ネットワークサービスの研究を行っている. そこで,アプリケーションレイア上の通信を転送するプロキシネットワークを構築し,プロキシネットワーク内におけるノードを識別するための識別子,そのノード間の経路を安定させるためのルーティング方式を自己組織化させることで,シームレスなネットワークサービスを実現することが目的である.このため,分散ハッシュテーブルを中心としたP2P技術,マルチキャストオンデマンドネットワーク,動的ネットワークにおける自律的修復技術などを検討した.
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