配分額 *注記 |
16,200千円 (直接経費: 16,200千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2003年度: 9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
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研究概要 |
本研究では,変形する物体のやわらかさ(変形特性)の情報を符号化し伝送する手法を確立することを目的とし,やわらかさ情報の力覚提示に適したパターン化手法の開発,やわらかさを計測する環境の開発,やわらかさ情報の伝送再生と評価を行った. やわらかさ情報の力覚提示に適したパターン化手法の開発においては,計測要素として,"変位"と"反力"の計測を行うこととし,記録方法として以下の3種類の記録方式を提案した. 1.各位置での物体からの反力を計測し,Force Fieldにより記録する手法を記録方式(1), 2.作用力とその力による変形を同時計測し,その関係を有限要素法においての,逆剛性マトリクスによる記述により記録を行う手法を記録方式(2)(静的なやわらかさ), 3.インパルス力とこれによる変形の時間的変化を同時計測し,これをインパルス応答行列として記録を行う手法を記録方式(3)(動的なやわらかさ),とした. やわらかさを計測する環境の開発においては,記録方式(1)ではロボットアームと力センサを用いた計測環境,記録方式(2)(静的なやわらかさ)ではOPTOTRAKと力センサを用いた計測環境,記録方式(3)(動的なやわらかさ)ではシミュレーションによる計測環境を構築した. さらに,やわらかさ情報の伝送再生と評価においては,各種柔軟物体のやわらかさ情報の記録再生実験を行い,それぞれの記録方式の有用性を確かめた.
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