研究課題/領域番号 |
15300035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
猿渡 洋 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (30324974)
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研究分担者 |
鹿野 清宏 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00263426)
川波 弘道 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (80335489)
戸田 智基 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (90403328)
李 晃伸 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (80332766)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 音情景 / ブラインド信号処理 / 音源分離 / バイノーラル / 音響拡張現実感 / 音声処理 / 音響拡張現実 |
研究概要 |
本研究は、従来より音響学の枠組みでとらえられていた音源分離問題を、情報理論と音響処理理論を融合させた形で解決するものである。また、音源を単独に分離するという要素技術の研究に留まらず、広く「音情景を分解・合成・拡張する」という総合システムを構築することを主目的とした。特に、バイノーラル型独立成分分析であるSIMO-ICAアルゴリズムを用いて、様々な音情景処理が可能なシステムの実現に成功した。具体的な成果は以下の通りである。 1.情報理論と空間音響処理理論とを融合させたブラインド音源分離処理系の実現に成功した。 2.SIMO-ICAに基づくブラインド音源分離アルゴリズムの理論検討および実時間実装を行い、実環境において評価を行った。 3.バイノーラル音源分離実験用音声信号データベースの整備を行った。 4.機械音声認識による音源分離性能評価を行い、雑音下でのハンズフリー音声認識システムへの応用可能性を示した。 5.前に述べた実時間ブラインド音源分離処理システムを用いて音情景分解・合成系(両耳補聴器)の構築を行い、その有用性を示した。 本研究の関連発表は、学術論文17件、国際会議53件、招待講演8件、国内発表53件であり、そのうち11件の学術表彰を受賞した。
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