配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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研究概要 |
1.部分空間法ロバスト化の理論:部分空間の構成,部分空間への射影,距離系の3つの観点から,従来の部分空間法をロバスト化に関する理論的枠組みの構築を目指して研究を進めてきた。部分空間の構成および部分空間への射影に関しては,正規化固有空間の同次表現である同次固有空間を用いた定式化を行い,その有効性を以下に示す各課題において確認した。 2.顔認識処理への適用:従来から研究を進めている疎テンプレートコンデンセーション法において,照明変動および姿勢変動を含む画像集合から作成した固有空間を用いることにより,ロバストな顔テンプレート追跡が可能であることが昨年度までに判っていた。一方,このために必要な固有テンプレートの作成自動化が課題であったが,画像系列と第1フレームのテンプレート位置を与えることにより,自動的に固有テンプレートを作成する方法を検討した。具体的には,適応型テンプレート追跡による追跡結果から必要最小限の画像集合を取捨選択することにより,有効な固有テンプレートを自動的に生成できることを確認した。また,顔認識については,並列部分射影とガウシアン分解を組み合わせることにより,登録画像数が少ない場合にも構成可能であることを確認し,この手法が疎テンプレートコンデンセーション法とも親和性を持つことを確認した。 3.人物追跡処理への適用:疎テンプレートコンデンセーション法に基づく多人物同時追跡において,高速化・ロバスト化について研究を進めた結果,背景の変動に対してロバストに対応できることを確認した。 4.動作認識処理への適用:関節構造を持つ人体の動作解析について検討を進めてきた。従来,3次元姿勢データ上で複素相関解析を用いることにより実現していた舞踊動作解析に,固有空間を導入することを検討した結果,従来法では難しかった舞踊の差異を検出できることが判った。
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