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考古学における発掘調査報告書の電子化・公開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15300079
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 情報図書館学・人文社会情報学
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

及川 昭文  総合研究大学院大学, 葉山高等研究センター, 教授 (30091888)

研究分担者 柳生 修二  総合研究大学院大学, 情報公開室, 主幹 (90377119)
研究期間 (年度) 2003 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
2006年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード考古学 / 発掘調査報告書 / 電子化 / データベース
研究概要

これまで継続して行ってきたCD-ROM報告書の分析を続けるとともに,インターネットを通じた考古学情報の発信状況について調査,検討を行った。そして,これまでの検討結果に基づいて,新しいコンセプトでの電子化報告書のあり方を策定し,報告書としてまとめた。このコンセプトの概略は以下のようになる。
一般的に考古学研究者が報告書を利用するのは,報告書をまるごとではなく,その中から自分の研究に必要な情報を選んで取り出すためである。土器を研究テーマにしている研究者は土器に関する情報を,石器について関心のある研究者は石器についての情報を,報告書の中から探し出して,自分の研究に利用しているのである。すなわち,いまのように一冊の報告書としてまとまっていなくても,必要な情報がある単位で蓄積され,それらの情報が簡単に探し出せるような仕組みがあれば,研究者にとって報告書は必ずしも必要なものではなくなる。報告書の基本的な役割は,一つは発掘調査という事業が終了した時点で,その事業が適正に遂行されたことを説明すること。もう一つは,発掘調査で得られた考古学的知見を説明することである。これらの要件を満たし,研究者が必要とする情報を容易に,かつ効率よく探し出せるようにするためには,報告書という形態ではなく,報告書に含まれている情報をデータベースとして構築し,あわせてそれらのデータベースを利用するためのシステムを作り上げることが最善の方策である。
このコンセプトに基づいて,従来の報告書が提供していた「考古学情報」のデータベース構築,およびそれらのデータベースを作成提供するためのデータベース・システムについてまとめた。具体的なデータベースシステムとしては,人間文化研究機構において開発されたnihuONE(仮称)を想定し,そのシステム上で新しい形態の「電子化報告書」のあり方を提案した。

報告書

(5件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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