研究課題/領域番号 |
15300117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
八田 公平 独立行政法人理化学研究所, ボデイプラン研究グループ, 研究員 (40183909)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
16,600千円 (直接経費: 16,600千円)
2006年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2005年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | ゼブラフィッシュ / Kaede / Dronpa / 二光子共焦点顕微鏡 / イメージング / 単一細胞 / 突然変異体 / マウス / マウスナー細胞 / 形態形成 / 成長円錐 / 軸索ガイダンス / E型カドヘリン / 同定可能な神経細胞 / 生長円錐 / ネットワーク / マウスナー神経細胞 / トランスジェニック / バックフィル / アイデンティティ |
研究概要 |
ゼブラフィツシユのマウスナー細胞は脳の中にただ一対存在する同定可能な神経細胞であり、さまざまな感覚シグナルを集め、逃避行動の方向とタイミングを決定している司令官細胞である。またマウスナー細胞は,魚類や両棲類の脳のなかで最も巨大な細胞であり、発生、生理、形態、進化などの研究が古くから盛んに行われ、他の系では見つからなかった新しい発見がおこなわれてきた。私たちも、特異的抗体、突然変異、電気生理などの分野で先駆的な貢献をしてきた。マウスナー細胞は、神経分化、形態形成、行動制御、その遺伝子による制御を体系的に調べるために、また、そのための技術を開発するために適したモデルを提供すると考えられる。私たちは、これまでにおこなってきたように、特異的な抗体をもちいて突然変異体を調べることにより研究を進めた。たとえば、N型力ドヘリンの突然変異体はマウスナー細胞の細胞体の位置に異常を示すのに対し、E型の変異体は(感覚神経細胞の位置に異常を示すが、マウスナー細胞には)影響を与えないことなどが示された。研究をさらに発展させるためには、マウスナー細胞だけを生きたままラペルすることが重要である。私たちは、いくつかのトランスジエニツクラインにおいてマウスナー細胞をふくむ神経細胞群でGFPが発現することを抗体との二重染色によって明6かにした。しかしながら、マウスナー細胞だけで発現するものはまだ見つかっていない。そこで、Gal4-UAS系を使い、光で蛍光色や強さの変化するKaede, KikGRやDronpa等を導入したトランスジエニツクを作成し、さらに二光子共焦点顕微鏡をもちいてマウスナー細胞だけをラベルすることに成功した。今後、これらの系をもちいて、単細胞や細胞群における遺伝子発現をしらべる方法が進展すると思われる。また、この技術をマウスに応用することにも成功し、ゼブラフイツシユのマウスナー細胞の技術開発モデルとしての有効性が実証された。
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