研究課題/領域番号 |
15300123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
五十嵐 道弘 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50193173)
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研究分担者 |
渡部 通寿 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40303127)
阿部 春樹 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40018875)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 16,900千円)
2004年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
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キーワード | シンタキシン / カルモジュリン / ミオシンV / 開口放出 / SNARE機構 / カルシウム / ノックインマウス / 構造解析 / シナプス伝達 / 成長円錐 |
研究概要 |
1)シンタキシンに関して、神経型の1A以外のアイソフォームである3種類について、1A同様の相互作用が成り立つかどうかを検証した。その結果、上皮細胞型のシンタキシン2でほぼ同様の性状のCaMKII結合が起こることを証明した。しかし、結合の強さは1Aのそれよりも弱かった。また結合に必要なアミノ酸残基をいくつか同定することに成功した。 2)シンタキシン1A,1Bに関して、CaMKII結合に関わるノックインマウスを作成するため、R151Gを変異導入したターゲッティングベクターを完成させた。またES細胞に導入して、スクリーニングを完了した。 3)結合の定量化を量るため、SCG10とtubulinの結合を例に用いて、表面プラズモン共鳴法によって解析した。その結果、結合の親和性が変化していなくても、結合量の変化が認められる例があり、プラズモン共鳴での速度解析で差が認められることが明らかとなった。 4)シンタキシンに関してもう一つ、カルシウム依存性で生ずる結合分子を同定した結果、これはミオシンVという分子モーターであった。この結合でミオシンVの運動性は変わりがなかった。またこの結合の分子機構を検討し、カルシウム依存性のカルモジュリン解離とリンクしていることを証明した。 5)成長円錐に関する抑制的分子であるNogo receptorに関して、そのホモログの1つNgRH2に関する結合実験を解析した。既知のリガンドのいくつかはまったく結合しなかったが、一部に同等に結合するものを見出した。
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