研究課題/領域番号 |
15300174
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
小笠原 康夫 川崎医科大学, 医学部, 助教授 (10152365)
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研究分担者 |
矢田 豊隆 川崎医科大学, 医学部, 講師 (00210279)
仲本 博 川崎医科大学, 医学部, 助手 (10299183)
松本 健志 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (30249560)
梶谷 文彦 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70029114)
望月 精一 川崎医療短期大学, 臨床工学科, 助教授 (60259596)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
16,700千円 (直接経費: 16,700千円)
2004年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
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キーワード | 微小循環 / 心筋 / 代謝機能 / イメージング / 血流分布 / NADH / ミトコンドリア / 酸素分圧 |
研究概要 |
本研究では心筋組織代謝機能評価のためにNADH蛍光分布や循環評価の基準となる血流分布計測を目標として蛍光観察システムの構築を行った。時分割計測ユニットを用いて、複数の蛍光を計測するために、励起光源に発光ダイオードの導入を図った。PO_2評価には、従来のPd-porphine燐光の消滅時定数の直接計測にかわって、撮像ゲート制御を行った燐光積算量による評価法を導入した実時間イメージング法を考案した。コントローラの試作を行い、基本動作を確認した。そして、撮像方式について特許出願を行った。さらに、これらの代謝イメージと比較検討するための血流分布イメージの計測、解析を併せて行った。対象は臨床応用が期待されている人工血液灌流時の局所心筋について血流分布イメージングを行い、正常時、低酸素時の状態の相異を明らかにし、代謝イメージングとの比較対照となる血流イメージの特徴を明らかにした。微小循環系の時空間画像を用いた血流マッピングとダブル分子トレーサによる心筋壁内血流分布の計測を代謝機能システムによる評価を実施して、心筋代謝機能の統合的解析システムを構築、代謝機能の不均一性について解析を試みた。微小循環系の時空間画像を用いた血流マッピングのための解析ソフトを新たに開発し、その有用性を確認した。また、ラット摘出灌流心モデルにおいて、NADH蛍光などの代謝イメージと血流分布イメージの同時計測を行うため、蛍光観察時に分子血流トレーサ(毛細管内皮細胞のα2リセプタに特異的に結合)を潅流して、心停止・摘出後に行うデジタルラジオグラフィにより毛細管血流分布を試みた。そしてコントロール冠潅流時および低圧潅流虚血時について、NADHイメージング(蛍光強度)と血流分布を比較・解析し、血流分布とNADH分布の相似性を確認した。
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