研究課題/領域番号 |
15300220
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
平川 和文 神戸大学, 発達科学部, 教授 (00093526)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 間欠運動 / ハイパワー持続能力 / トレーニング / フィールドへの応用 / ハンドボール / 有酸素的能力 / 無酸素的パワー / 二次元DLT法 / 有酸素的作業能力 / 無酸素パワー / 2次元DLT法 |
研究概要 |
本研究では、間欠運動時ハイパワー持続能力の運動生理学的特性およびトレーニング効果の特異性、サッカー、ラグビー、ラクロス、ハンドボール等の試合時の走速度変化と出現頻度の高いプレーからフィールド用間欠運動プログラムを考案し、間欠運動トレーニング方法としての可能性について検討した。その結果、以下のことが明らかとなり、その有効性が示唆された。 1.間欠運動時ハイパワー持続能力は、有酸素および無酸素的体力特性と高い相互関係があるとともに、間欠運動からの心拍数回復率とも高い相関関係にあることが認められた。 2.間欠運動時ハイパワー持続能力に及ぼす筋力トレーニング、持久性トレーニング、間欠運動トレーニングの効果を比較検討した結果、ハイパワー持続能力の向上には間欠トレーニングが最も優れていることが明らかとなった。 3.2次元DLT法でラクロス競技の走速度変化を分析し、完全休息をはさむ長時間間欠的運動テストを考案し、総発揮パワー値と体力特性との関係を比較検討した結果、総パワー値は体力特性間で有意な違いは認められなかった。 4.サッカー競技の走速度変化および動きの特徴を分析した結果、FW選手は高速でのダイアゴナルランとプルアウェイの動きが攻撃時に多用されていることが認められた。 5.ラグビー競技のプレー頻度を考慮したフィールド用間欠運動を作成し、そのトレーニング効果について検討した。その結果、フィールド用間欠運動時のHR、RPE、血中乳酸値は、自転車による間欠運動時と同様な値を示し、間欠運動負荷としての有効性が示唆された。 6.ハンドボール競技の走速度変化およびプレー頻度の分析を行った結果、1秒以内の無酸素性の動きと、約2秒間の有酸素性の動き、そして約5秒間走りのない動きが1分間に約8回繰り返され、さらにこの1分間のうち1回程度走運動以外の無酸素性の動きが出現することが認められた。
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