研究課題/領域番号 |
15310037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米井 脩治 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60093340)
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研究分担者 |
張 秋梅 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00260604)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2003年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
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キーワード | 電離放射線 / 酸化ストレス応答 / DNA修復 / 塩基除去修復 / DNAグリコシラーゼ / 遺伝子発現制御 / 酸化的塩基損傷 / クラスター損傷 / 放射線感受性 / 活性酸素 / APエンドヌクレアーゼ / 8-オキソグアニン / ストレス応答 / 過剰発現 / 放射線 / 塩基損傷 / 二重鎖切断 / 修復 / 致死作用 |
研究概要 |
(1)OxyRは6個のシステイン残基を含んでいる。このうち199番目と208番目のシステイのSH基が酸化されS-S結合を形成することによって活性化することを明らかにした。酸化ストレスは一過性であり、活性型OxyRは細胞内の過酸化水素濃度が減少するとチオレドキシンやグルタレドキシンによって還元型に戻る。(2)MutM、Nth、Neiおよびそれらのホモログの持つ重要な基質認識能について解析した。NthやNeiにはピリミジン酸化体だけでなく8-オキソグアニンを除去するOgg2活性が備わっていること、この活性によってG:C->C:Gトランスバージョンが強い抑制を受けていることを明らかにした。(3)mutM遺伝子を持つpKK223-3-MutMを用いてIPTGでMutMを過剰発現をさせた場合、野生株もmutMnthnei三重欠損株もIPTG非処理よりも放射線感受性が高くなった。これらの結果、DNAグリコシラーゼによって、向かい合った損傷塩基がともに切断され、クラスター損傷が致死的損傷である二重鎖切断に変わる可能性が示唆された。(4)ヒト培養細胞のHeLaS3に、核に局在するhOGG1type1aと、ミトコンドリアに局在するhOGG1 type2aとをそれぞれ過剰発現させた細胞株を作製しそれらのガンマ線感受性を調べた。結果はどちらのhOGG1の過剰発現細胞株も通常のHeLa細胞よりもガンマ線に対して高い感受性を示した。γ-H2AX fociを指標とした二重鎖切断定量実験によって、過剰発現されたhOGG1 type1aの作用によりクラスター損傷から二重鎖切断が誘導されたことを示唆する結果が得られた。
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