研究課題/領域番号 |
15310119
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大野 ゆう子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60183026)
|
研究分担者 |
稲邑 清也 関西国際大学, 経営学部, 教授 (90203207)
門田 守人 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00127309)
武田 裕 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20127252)
手島 昭樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40136049)
原内 一 川崎医療短期大学, 助教授 (20243256)
笠原 聡子 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30283782)
左近 賢人 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
|
キーワード | 大学附属病院 / 運営評価方法 / タイムスタディ / 業務量分析 / 場所移動解析 / 電子カルテ / 患者看護需要度 / 長期業務傾向推計 / 業務スケジューリング / 患者看護重要度 / 国立大学 / 業務分類 / 業務効率 / 勤務実態 / 患者状態 |
研究概要 |
独立行政法人化、新医師臨床研修制度といった外部環境の急激な変化、並びに医療需要の急増を背景に、マンパワー育成機関である大学附属病院の運営は大きな影響を受けている。本研究プロジェクトは、今後100年の医療変遷を見越した人材養成の任を担う医療機関の存在意義と運営評価方法の検討を目的として実施したものである。 1.)業務量調査に基づく分析 本研究期間内に、一般病院、地域中核病院、地域がん専門病院のいずれも外科系病棟にて業務量調査を実施した。初年度は業務発生を時間軸に沿って整理し、発生の周期性及び相関を検討し、分類法を考案した。また、ケア提供時間推計の方法論を検討した。次年度では場所移動解析を行い、看護師におけるリーダー業務特性を議論した。また、サンプリングデータである業務量調査から長期の業務傾向を推計する統計的方法論を考案した。最終年度では、電子カルテ利用時間分布の分析を行い、紙カルテ経験の有無による差異が明らかとなった。 2.)患者看護需要度の評価 関東地方の大学附属病院における看護需要度と業務の関係測定の方法について導入可能性を検討した。さらに従来の看護度との対応並びに新たな看護重要度評価方法の基礎となった資料をもとにその妥当性を検討した。 3.)簡便な業務量調査データ解析ソフトの開発 タイムスタディデータベースの解析を簡便に行えるソフトをマイクロソフトアクセス上で構築した。その結果、ルーチン解析を部分的ではあるがプルダウンメニューで実行できるようになり、初心者でも確実に短時間で目的の結果を得ることができた。 4.)医療スタッフの業務スケジューリングの分析 ベテラン看護師に対しインタビュー調査を行いエスノメソドロジーにより業務組立基準を抽出した。その基準をもとに別の看護師のタイムスタディデータを分析し、同時に当該看護師にも聞き取り調査を行い分析の有効性を検討した。
|