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宇宙からのリアルタイム火山観測:東アジアへの適用とその高度化

研究課題

研究課題/領域番号 15310125
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 自然災害科学
研究機関東京大学

研究代表者

金子 隆之  東京大学, 地震研究所, 助手 (90221887)

研究分担者 安田 敦  東京大学, 地震研究所, 助教授 (70222354)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード火山 / ウェッブ / リモートセンシング / リアルタイムモニタリング / インターネット / 東アジア / 防災 / 赤外観測
研究概要

2004年3月に故障したAVHRRの受信システムの復旧が計画通りに進まなかったため,一部計画を変更し,MODISデータを観測システムの中心とした.MODISはAVHRRとほぼ同じ分解能,波長域のバンドをもつことから,これまでに開発した解析手法をほぼそのまま利用することができた.
MODISデータは生産研究所に加えNASAゴダート宇宙飛行センターのデータも利用することとし,必要地域のデータを自動ダウンロードするプログラムを作成した.MODISでは,衛星にGPSシステムが搭載されており,軌道情報が正確に決まるため幾何補正の精度が上がり,AVHRRでは補正精度が低く適用はできなかった熱異常の自動検出ルーチンを組込むことも可能となった.解析結果は,現在http://vrsserv.eri.u-tokyo.ac.jp/REALVOLC/MODIS/で公開しており(各火山の最新の熱画像と過去1年間の熱異常の時間変動を示すチャート),これにより東アジアの主要100活火山の準リアルタイム観測システムが一応完成し,今後のより高度な観測・解析を行う基礎を築くことができた.
このような準リアルタイム観測システムの開発と共に,過去データを利用して,噴火活動に伴う熱異常の発生と地殻変動,地震活動,SO2放出率などの相互関係の検討を行い,衛星データの噴火予知研究への応用の可能性を探った.例として浅間火山の2004年〜2005年の活動を取り上げ,GPSデータから捉えた深部でのマグマ貫入イベントの発生に1〜2ヶ月遅れて,熱異常の発生(場合によっては噴火を伴う)が起きることなどを明らかにした.また,噴火に数週間先行して熱異常が発生することもわかり,衛星による火山観測の実用性を再確認した(結果は2006年1月「火山」に投稿).

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] Satellite thermal analysis of the 1986 Izu-Oshima lava flows2005

    • 著者名/発表者名
      T.Kaneko, M.J.Wooster
    • 雑誌名

      Jour. Volcanol. Geotherm.Res. 89

      ページ: 57-64

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 衛星リモートセンシングによる火山の赤外観測2005

    • 著者名/発表者名
      金子 隆之
    • 雑誌名

      火山 50(特別号)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Satellite thermal analysis of the 1986 Izu-Oshima lava flows2005

    • 著者名/発表者名
      T.Kaneko, M.J.Wooster
    • 雑誌名

      Jour. Volcanol. Geotherm. Res. 89

      ページ: 57-64

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Satellite infrared analysis of actiove volcanoes2005

    • 著者名/発表者名
      T.Kaneko
    • 雑誌名

      Bull. Volcanol. Soc. Jpn 50

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Satellite thermal analysis of the 1986 Izu-Oshima lava flows2005

    • 著者名/発表者名
      T.Kaneko, M.J.Wooster
    • 雑誌名

      Jour.Volcanol.Geotherm.Res. 89

      ページ: 57-64

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] MODIS夜間赤外画像による浅間山2004-2005年活動の熱観測

    • 著者名/発表者名
      金子隆之, 高崎健二, 安田 敦, 青木陽介
    • 雑誌名

      火山 (印刷中)

    • NAID

      110004798428

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Thermal surveillance of the Asama 2004-2005 activity using MODIS nighttime infrared images

    • 著者名/発表者名
      T.Kaneko, K.Takasaki, A.Yasuda, Y.Aoki
    • 雑誌名

      Bull. Volcanol. Soc. jpn (in press)

    • NAID

      110004798428

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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