研究課題/領域番号 |
15310147
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森井 孝 京都大学, エネルギー理工学研究所, 講師 (90222348)
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研究分担者 |
大久保 敏捷 (大久保 捷敏) 京都大学, エネルギー理工学研究所, 教授 (00040402)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2004年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | バイオセンサー / リセプター / セカンドメッセンジャー / コンビナトリアル・ケミストリー / 分子設計 / 分子認識 / ペプチド / RNA |
研究概要 |
我々はすでに生体高分子RNAとペプチドをもとにして、RNAとペプチドのサブユニットから形成される機能性組織体を設計し、RNAサブユニットをライブラリー法によって機能化し、リボヌクレオペプチドリセプターを作製する方法論を開発している。本研究では、以下に示すリセプターもしくはセンサーを開発した。 (1)RNAサブユニットを機能化したリセプターをもとにして、ペプチドサブユニットをライブラリー法によって機能化し、リボヌクレオペプチドリセプターの結合能・識別能を向上させる方法論を開発した。 (2)リボヌクレオペプチドリセプターを、幅広い濃度応答領域と検出波長を持つ分子センサーへと機能化する方法論を開発した。 (3)リン酸化チロシンに対するテーラーメイドリセプターを開発した。 (4)NADを認識するリボヌクレオペプチドを作製した。 (5)特定のアミノ酸配列でのリン酸化チロシンを認識するリボヌクレオペプチドリセプターの作製に成功した。 天然のタンパク質PHドメインを用いて、生体内セカンドメッセンジャーに対するバイオセンサーを開発し、細胞内イノシトール三リン酸のリアルタイム測定に成功した。この手法を発展させ、ミニチュアタンパク質を用いて、細胞内イノシトール四リン酸に対するバイオセンサーを開発し、細胞内イノシトール四リン酸のリアルタイム測定に成功した。PHドメインをもとにして、split PHドメインを開発し、新しいリセプター作製法の基盤技術を創出した。
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