研究課題/領域番号 |
15310170
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 平成国際大学 |
研究代表者 |
末澤 恵美 平成国際大学, 法学部, 助教授 (20348329)
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研究分担者 |
中澤 英彦 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60092459)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | ウクライナ / ネイション / ステート / ウクライナ語 / ソ連 / ポーランド / アイデンティティ / ジェンダー / ウクライナ化 / オレンジ改革 / ロシア語 / 標準ウクライナ語 / コサック / ポーランド人追放 / ウクライナ民族主義 / 民主化 / ソ連崩壊 / 独立国家構想 / オレンジ革命 / 大統領選挙 / 脱ポーランド化 / ウクライナ憲法 / クチマ大統領 / クリミア・タタール人 / ロシア系住民 / スターリニズム / ウクライナ外交 |
研究概要 |
ソ連崩壊を決定付けたウクライナの独立はどの様な背景と意味をもち、20世紀に誕生したこの欧州の大国はどの様に国家建設を進め、どの様な国家モデルを提示するのかという点は、欧米では広く関心の的であり研究者の層も厚い。しかし日本ではウクライナ研究者が少ない事に加えてこれらを解明するための制度・機構構築(ステート)及び共同体としての意識創出の形成(ネイション)の両面からの多角的・総合的な分析が欠如している。その様な認識の下で始められた本プロジェクトは、歴史・言語・政治・経済・外交の専門家が現地でのインタビュー、アンケート、資料収集を中心に調査・研究・議論を進め、学会や雑誌等でその成果を発表した。日本のロシア東欧学界に新たな視点と問題意識を提示した事に加え、本プロジェクトで入手した300を越える膨大な数の資料は日本では他に類を見ず、この面でも学界に大きく貢献するものである。また、いわゆる「オレンジ革命」の際に研究代表者の末澤が3度ウクライナの選挙監視員を勤め、研究者としての視点から本プロジェクトで得られた知見を新聞・ニュース・教育番組等で紹介した事は、日本におけるウクライナの認知度向上と理解促進の効果ももたらした。
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