研究課題/領域番号 |
15320016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
西谷 修 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 教授 (20189286)
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研究分担者 |
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 助教授 (10274680)
大川 正彦 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80323731)
林 みどり 明治大学, 政治経済学部, 助教授 (70318658)
安村 直己 青山学院大学, 助教授 (30239777)
阿部 賢一 武蔵大学, 人文学部, 専任講師 (90376814)
米谷 匡史 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80251312)
蕭 幸君 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 助手 (50334454)
上村 忠男 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 教授 (70107829)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | ネオリベラリズム / テロとの戦争 / 世界化 / ジェノサイド / 帝国 / グローバル・ニューディール / ヒューミリエーション / ジオポリティクス / ネオ・リベラリズム / 戦争とメディア / 9・11後 / 経済的リベラリズム / 内戦 / フォト・ジャーナリズム / ボスニア / 暴力論 / 戦争 / 正戦論 / グローバル・ヒストリー / グラムシ / カール・マルクス / 軍政 |
研究概要 |
本研究の課題は、グローバル化として語られる世界変容を、ネオ・リベラリズムと戦争の変容という二つの軸を立てて解明することだったが、この3年間で、西洋の世界化という歴史的パースペクティヴを背景に、一方で「帝国」概念をニューディールとの隠れた関係から見直して現代の世界秩序の再解釈を図るとともに、9・11以後の「テロとの戦争」の分析から、現代世界における国家・権力・法秩序・暴力等の再編成のありようを追究し、現代の政治思想の諸課題を解明するなどの作業を行った。また、これらを原理的考察として、国家間システムからグローバル秩序への移行にともなう特徴的諸問題が端的に表れる諸地域(ラテン・アメリカ、東欧、東アジア等)に焦点をあて、それらの地域研究をもとにしてテーマを具体化し、ナショナルな歴史の語り、内戦と人間(個の枠の崩壊)、亡命から難民へ(民のステイタスの崩壊)などの問題を掘り下げて、国家秩序の形成と崩壊が社会形成や個人の存立に触れる地点を描き出した。これらの研究成果は本研究課題を標題とする論集として近々出版する予定である。 また当初予定した映像資料等の収集は、研究遂行の過程でグローバル世界のメディアの問題と結びつき、資料を公共化すると同時にそれを軸にした討論をシンポジウムで行うという企画に発展し、H16年度に1度、H17年度に2度の国際シンポジウム(視角の地政学、<人間>の戦場から、グローバル化と奈落の夢)を実施した。その記録の一部は企画を共催した別途資金ですでに刊行され、残りの編集準備も進んでいる。 共同研究の内実と、実施による新たな研究への発展、実践と成果のアクチュアルな公共化(社会還元)等、多くの面で実のある研究が遂行できたと自負している。
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