研究課題/領域番号 |
15320038
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤野 一夫 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (20219033)
|
研究分担者 |
寺内 直子 (久万田 直子 / 九万田 直子) 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10314452)
岩本 和子 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (60203410)
楯岡 求美 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (60324894)
小林 真理 東京大学, 人文社会系研究科, 助教授 (40257176)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
|
キーワード | 文化政策 / 劇場 / 舞台芸術 / アートマネジメント / 都市文化 / ドラマトゥルギー |
研究概要 |
1.舞台作品に関する人文科学的研究の成果が、上演内容そのものと受容者の理解の両面に対してどのように反映されているかを、歴史的変容の観点をも踏まえてヨーロッパ各国、及びアジアと日本において実態調査した。研究成果が演出・演奏解釈レヴェルへと反映された「結果」については、各種の視聴覚資料によってある程度は解明できるが、反映のプロセスとシステムについては、現場(劇場、ホール、教育機関、文化センター、文化行政部局、マスコミなど)でのヒヤリング等によって、その実態を把握する必要があった。 2.各地での実例の調査・研究を通じて、作品研究の蓄積が実際の上演に生かされ、国境を越えて広く社会へ還元されうるような「知的支援システム」の構築を試みた。具体的には、「ドラマトゥルギー(劇場文芸員)制度」の導入、舞台芸術に関する学術情報機関の充実、大学・研究機関と芸術施設・芸術団体との連携、舞台芸術専門職の高等教育機関での養成システム、市民の芸術活動に対する知的サポート体制、舞台芸術を活性化する「批評」のあり方、などについて検討した。 3.知的支援システムを支える文化環境整備の課題を、文化政策学の観点から明らかにした。ハード面での整備にとどまらず、「文化権」の確立と芸術環境に関する法整備(劇場法など)、および国際文化交流政策の促進といった側面から考察した。
|