研究課題/領域番号 |
15320061
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
佐藤 和之 弘前大学, 人文学部, 教授 (40133912)
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研究分担者 |
杉戸 清樹 国立国語研究所, 所長 (10099913)
馬場 康雅 (馬場 康維) 統計数理研究所, 教授 (90000215)
前田 理佳子 大東文化大学, 外国語学部, 講師 (10324732)
御園尾 保子 (御園生 保子) 東京農工大学, 留学生センター, 教授 (00209777)
米田 正人 国立国語研究所, 上席研究員 (20000432)
井上 史雄 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40011332)
松田 陽子 兵庫県立大学, 商経学部, 教授 (80239045)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | やさしい日本語 / 災害 / 地震 / 災害情報 / 避難指示 / 避難行動 / 避難所 / 防災 / 減災 / 外国人 / 外国語 / 情報弱者 |
研究概要 |
日本の災害研究や対策は、ハード面で発達したがヒューマンインターフェースとしての災害情報の伝達や避難行動についての研究は未発達である。日本が国際化する途で増え続ける外国人居住者とそれに比例して増加する日本語が理解できない人々。災害発生時に複数言語での情報案内には限度があり、少数言語を話す人々は情報弱者となってしまう。 災害発生時に彼らが適切な行動を取れ、情報弱者という立場から解放される対策としての「やさしい日本語」の有効性と安全性についての大規模な行動実験を行った。 実験は日本語能力が3級程度の留学生と小学校低学年の児童を被験者として、同一の内容を「やさしい日本語」と「普通の日本語」とで伝えた場合、どちらの日本語での方が指示通りの行動を取れるか、書きことばと話しことばそれぞれについて検証した。一例を以下にあげる。 ・落下物に備えて、頭部を保護してください(普通の日本語・話しことば) ・あぶないので、帽子をかぶってください(やさしい日本語・話しことば) ・この出口を利用して避難してください(普通の日本語・書きことば) ・ここから出てください(やさしい日本語・書きことば) 実験は弘前市役所、弘前市消防、コミュニティFMおよびNPO団体との共同で行った。実験では、「やさしい日本語」での方が「ふつうの日本語」より1.7倍も指示通りの避難行動をとることができた。さらに小学生では約4倍もの差が出ており、「やさしい日本語」は日本人にとっても有効であることが検証された。
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