研究課題/領域番号 |
15320090
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
桶谷 猪久夫 大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (90169269)
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研究分担者 |
福田 真規夫 大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (20218936)
柴山 守 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (10162645)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 全文検索システム / 日本古典文献 / XML / インターネット / 外字属性データベース / 外字処理機能 |
研究概要 |
本研究の目的は、日本の古典史料を対象に、文書構造や歴史的記述方法に着目し設計された英日全文連携検索システムを開発し、インターネット上に公開することにより、史料の新たな解釈・解析など歴史学研究を促進する研究であった。直接対象とする文献は、日本の記紀である古事記や日本書紀、神祗関係の法令である延喜式、特定の地方誌的文書である出雲国風土記、日本初の解釈歴史書である愚管抄等であり、さらに、日本古典文献25巻のディジタル化、Web上で英語と日本語(または、両言語)を利用した文献内検索と文献間連携検索、閲覧、再利用を目標にしていた。日本古典文献の一部を文書の実体と共にその論理構造や属性(XML Schema)を定義可能なXMLでマークアップし、それらXML化された各種文書ファイルをデータベース管理システム(Open Text)に格納し、インターネットのWebブラウザから高速で有効な検索を実現するためのインターフェースを開発した。さらに、文献情報と古典史料を取り扱うとき重要な地理情報(地理的・歴史的データの連携)との連携化を開発した。これらはURL:http://sunsite.berkeley.edu/thti/とURL:http://pnc-ecai.oiu.ac.jp/で公開されている。 1.日本古典文献の対象文献をOCRを利用し入力した。 文字認識でディジタル情報化:古事記、日本書紀、続日本紀、延喜式、愚管抄、太平記、大鏡、神皇正統記、出雲風土記、国体の本義、読史余論などの文献を日本文、英訳文、原典のページイメージ画像で格納し、簡易型タグを付加することで英日全文連携検索システムを設計し構築した。 2.歴史史料の文書構造と歴史的記述方法に着目した検索手法を開発した。 3.一部文献(古事記、日本書紀、続日本紀、神皇正統記、出雲風土記、延喜式)に対して、文書構造や相互関連から有効で効率的な検索を可能にするXMLのタグ付けを定義し、全文検索と組み合わせた文書構造検索方式を開発した。 4.文献情報と古典史料を取り扱うとき重要な地理情報との連携化を開発した。延喜式に登載された式内社(2,861社、3,132座)の神社名、国名、郡名、地域名、位置情報(緯度、経度)などを作成し、地理情報共有システム(GIS : Geographical Information Science)との連携化を実現した(式内社データ、出雲風土記の地名変遷データ)。
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