研究課題/領域番号 |
15320123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 京都文教大学 |
研究代表者 |
橋本 和也 京都文教大学, 人間学部, 教授 (90237933)
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研究分担者 |
杉本 星子 京都文教大学, 人間学部, 教授 (70298743)
松田 凡 京都文教大学, 人間学部, 教授 (90288689)
森 正美 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00298746)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 地域連携 / 産官学協働 / ミュージアム / まちづくり / 地蔵 / 商店街振興 / エチオピア / 文化人類学 / 宇治市 / 地蔵盆 / 文化資源 / インド / 地域 / 協働 / 人類学 / やちむん通り / 歴史資料館 / 商店街 / まちおこし / NGO / ホームページ / 祭り / 産学連携 / 地域活性化 / 小学校建設 / NPO |
研究概要 |
本研究が目的とする「(人と人を結ぶ)地域まるごとミュージアム」とは、「地域」に存在する文化資源を発掘し、収集し、展示する従来のミュージアムの概念を新たに構築し直す試みである。本研究のなによりも重要な目的は、「地域」の文化資源と様々に関わる中で「人と人が結びあう」契機を創出し、提供することであった。 本研究は京都文教大学の上記の教員4名が2003年度から4年間の科学研究費助成(基盤研究B)を受けて、地域の文化資源と関わる人々との協働によって成し遂げられた。(1)宇治市歴史資料館との連携プロジェクトで2006年5月から7月まで「まるごと・いろいろ・たからもの-『地域まるごとミュージアム』のひとつの試み-」を同資料館で展示した。(2)宇治地区や宇治橋通り商店街との連携も進めた。「宇治橋通りまるごと文化フェスタ」に3回、名称を変えた「彩りフェスタ」と4年間参加し、宇治の地蔵の調査と「うじぞー」ワークショップ、「あかり工房展」、「学生と探す個性店」などの企画で参加した。また商店街活性化の一環として、2006年度からは学生が推薦する商品をひとつのテントで販売する「ええもん市」を毎月一回開催している。「うじぞー組」は宇治地域の地蔵盆調査を行い、毎年報告書を作成してきた。(3)エチオピアに小学校を作る「プロジェクトウォプル」は地元の小学校とエチオピアの小学校の相互理解のための活動を続けている。 また「地域まるごとミュージアム」(http://www.kbu.ac.jp/kbu/kyoiku/bunka/tiikimusium/)を2004年に大学のHP上に掲載した。2005年5月には日本文化人類学会で「地域と結ぶ人類学」というシンポジウムを開催した。その内容と2006年度までの実践を『中間報告書』にまとめ2006年3月に出版した。そして地域への当プロジェクトの成果還元のために、2007年7月7日に宇治市生涯学習センターにて公開シンポジウムを開催する予定を立てている。
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