研究課題/領域番号 |
15330008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公法学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
初宿 正典 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40024088)
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研究分担者 |
高田 敏 近畿大学, 大学院・法務研究科, 教授 (80028000)
佐藤 幸治 近畿大学, 大学院・法務研究科, 教授 (70025146)
大石 眞 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80138148)
土井 真一 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70243003)
毛利 透 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60219962)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 憲法学 / 法の支配 / 法治国家 / 統治システム / 憲法裁判 |
研究概要 |
平成15年度には基礎資料の充実と共同研究者間での基本的問題意識についての討議を大きな目的とした。京都大学に欠けている明治期の資料やアメリカ・ドイツの専門雑誌のバックナンバーをそろえることで、研究の進展を目指した。全員が集まる研究会は2度おこなった。初回には「法の支配」と「法治国家」の概念構成とその今日的意味について討論した。また、現在の日本で「法の支配」を実現するために必要な制度改革についても議論した。2度目の研究会では、アメリカおよびドイツの最近の憲法状況を、より広い視点から見直す報告および議論がなされた。これらを通じて新世紀統治システムにおける法の役割についての理解が深まり、次年度の研究への土台を構築した。 平成16年度には、資料を拡充するとともに、共同研究者どうしでより密接な意見交換をおこない、共通の問題関心の中からそれぞれがどのように研究分担を果たしていくかを決定し、研究成果へと結びつけた。全員による研究会は3回おこない、比較法・法制史の観点をふまえた研究の深化を図った。一年間を通じて、今日「法の支配」「法治国家」といった概念がどのような役割を担えるかについて批判的に考察し、各国および日本の状況について理解を深めることができた。この研究で得た知見により、各自が研究業績を発表しつつある。
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