研究課題/領域番号 |
15330036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松島 斉 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00209545)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | Implementation / Mechanism Design / Moral Preference / Auction / Market Microstructure / Detail-Free Mechanism / Incentive / Game Theory / mechanism design / implementation / honesty / market microstructure / group incentive / repeated games / Nash equilibrium / game theory |
研究概要 |
メカニズムデザインと繰り返しゲームという二つのアプローチによって、競争と協調の可能性についての理論的基礎を研究した。経済主体は利己的動機によらない行動をする、物質的な選好とは無関係な情報に影響を受ける、経済主体が共有できる情報が限られていて私的情報を利用する、という3点から理論を展開した。もっとも大きな成果は、トップジャーナルであるEconometricaとJournal of Economic TheoryにRegular Articlesとして採用された論文を発表したことである。 "Repeated Games with Private Monitoring : Two Players"では、私的情報による不完全なモニタリングしかできないときの繰り返しゲームを分析したもので、世界ではじめて、厳密に合理的なプレーヤーによる暗黙の協調を説明した。これはEconometricaに掲載された。 "Mechanism Design with Side Payments : Individual Rationality and Iterative Dominance"では、サイドペイメントができるときの逆淘汰の解決方法をメカニズムデザインで示したもので、Journal of Economic Theoryに採用された。 "On Detail-Free Mechanism Design and Rationality"と「モデルの細部から独立なメカニズムデザインと合理性について」は、ともに日本経済学会中原賞記念講演のために書いたもので、この科研のテーマにそった内容である。 "Role of Honesty in Full Implementation"は非利己的要因をあつかったメカニズムデザインの研究である。その他の成果は以下に紹介された論文等である。
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