研究課題/領域番号 |
15330046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用経済学
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研究機関 | 東邦学園大学 |
研究代表者 |
森 靖雄 東邦学園大学, 経営学部, 教授 (20174386)
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研究分担者 |
後藤 基 名古屋経済大学, 短期大学部, 助教授 (70247740)
磯部 作 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (90288499)
森田 優己 桜花学園大学, 人文学部, 助教授 (50231642)
茶谷 淳一 名古屋短期大学, 現代教養学科, 教授 (30236822)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 中国 / 雲南省 / 地域発展 / 発展モデル / 雲南発展モデル / 西部大開発計画 / 地域経済 / 市場経済化 / 地域構造 / 経済発展 / 西部開発計画 / 内発的発展 |
研究概要 |
平成15・16両年度に科学研究費の補助を得て、さらに広範囲に現地調査を実施した「中国雲南省発展モデルの検証」研究では、この間にも現地の経済状況は急速に変化したが、予備調査にもとづく仮説どおりこれは特徴あるモデルといえると判断できた。同時に、他方ではこの間に雲南省を対東南アジアの経済交流拠点にするという中国政府の新しい方針が発表され、瀾滄江(下流はメコン河)流域を中心に沿海部と似た形の工業化が進む可能性が出てきた。省土の80%以上を標高2000メートル以上の高山地帯が占める雲南省では、大半の地域では農業主体の産業発展や商品作物の生産を主体に経済発展の道を模索せざるを得ないと予想される。事実、雲南省政府では省内の資源である薬草や多彩な食用植物による薬品工業や食品工業による工業化をめざしはじめており、「地域資源による地域密着型の産業発展」という雲南省発展モデルを踏襲する小型の工業化を模索し始めている。 中国政府の雲南省を東南アジアの交流拠点に位置づける新しい方針に対して、雲南省政府は早速具体化を検討しはじめており、「雲南省発展モデル」が引き続き農業をベースに発展するか、東南アジアから企業誘致をはかりつつ沿海部と似た工業化の道を進むのかについては、調査を継続して変化の方向を見定める必要がある。
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