研究課題/領域番号 |
15330071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
老川 慶喜 立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
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研究分担者 |
渡邉 恵一 駒澤大学, 経済学部, 助教授 (00267387)
三木 理史 奈良大学, 文学部, 助教授 (60239209)
大島 久幸 高千穂大学, 経営学部, 助教授 (40327995)
松本 和明 長岡大学, 産業経営学部, 助教授 (20320880)
高 宇 立教大学, 経済学部, 助手 (70386473)
高嶋 修一 立正大学, 経済学部, 専任講師
藤井 秀登 明治大学, 商学部, 助教授 (90308057)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2003年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 両大戦間期 / 都市交通 / 物流 / 小運送 / 自動車交通 / 都市 / 貨物輸送 / 東京 / 大阪 / 地方都市 / 通運業 / 旅客輸送 / 交通調整 / 鉄道 / 自動車 / ロンドン / 経済統制 |
研究概要 |
本研究は、第一次世界大戦期以降の1910年代から30年代にかけての、いわゆる両大戦間期における交通・運輸の諸問題を実証的に解明することを課題としている。 両大戦間期は、重化学工業化と都市化の進展が同時に進行した時期として捉えられる。交通・運輸の問題は、重化学工業の展開や都市化の進展と密接な関連をもっているが、研究史の現状は極めて貧困であるといわざるを得ない。すなわち、1970年代以降、両大戦間期における産業史研究は、鉄鋼業・電力業・化学工業・機械工業など、当該期に急成長を遂げた産業を中心に実証研究が進展してきたが、交通・運輸業に関する研究はほとんど進展をみていない。会社史などを別にすれば、わずかに郊外電鉄に関する経営史的研究が存在するに過ぎず、当該期に発展をみた自動車工業や地下鉄などについてはほとんど研究がない。 本研究の課題は次の3点である。 第1の課題は、両大戦間期に実施された交通調整(統制)政策の立案・実施過程の解明である。 第2の課題は、両大戦間期における都市交通の実態の解明である。 そして、第3の課題は、両大戦間期における都市内物流、具体的には一般に「小運送」とよばれると市内の貨物輸送の実態を解明することである。 本研究では、第1と第2の課題について、東京と大阪の場合について具体的に明らかにした。そして、第3の課題については、日本通運の経営、木材輸送、さらには京浜工業地帯の事例などを中心に明らかにした。
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