研究課題/領域番号 |
15330085
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 岡山商科大学 |
研究代表者 |
中井 透 岡山商科大学, 大学院・商学研究科, 教授 (50237202)
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研究分担者 |
小松 章 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (20008767)
柿崎 洋一 東洋大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (40120331)
河野 大機 東北大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (50007415)
上林 憲雄 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (00243296)
渡辺 隆裕 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (70220895)
柴川 林也 帝京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80082717)
赤岡 功 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10025190)
佐々木 弘 放送大学, 教養学部, 教授 (30030711)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
2005年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2004年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 価値創造 / 企業価値 / 市場の全能性 / 米国型資本主義 / 日本型経営 / 環境変化 |
研究概要 |
本研究は、米国型資本主義の模倣とは一線を画する日本型経営を実践する必要があるのではないかとの問題意識の下で、21世紀における日本特有の経営スタイルの本質とあり方を探ろうとしたものである。具体的には、市場が全能的に機能することを前提とした資本主義下の企業経営のあり方を根本的に見直し、21世紀における日本特有の新しいスタイルである価値創造型経営がいかなるものであるかについてこれを明らかにしている。 本研究の研究成果として2005年12月に纏め上げた科学研究費補助金成果報告書「日本型価値創造経営のモデル構築-市場全能性崩壊の中での日本型経営スタイルの再構築-」は、独立行政法人日本学術振興会産学協力研究委員会の一つである経営問題第108委員会の研究者15人によって執筆されている。経営学各分野の専攻者によって、昨今注目を集めている「企業価値」に焦点を当て、価値創造経営のあり方を示している。新しい価値の創造を行っていくためには企業がどのような変革を行っていかなければならないかとう点について、「価値創造の理論」「経営スタイル」「資本市場と財務」「組織構造と人材育成」「事業価値の評価」という複数のテーマから調査・研究を行っている。加えて、実地調査として訪問した価値創造企業の「事例研究」を行うことで、理論偏重ではなく、産学連携を通じて産業界に有益な示唆を与え得る内容となっている。 なお、当該研究及び研究成果報告書に対して、社団法人日本工業倶楽部の寄付により、独立行政法人日本学術振興会「学術新興特別基金」の刊行経費援助を受け、(株)文武堂より『価値創造のマネジメント』(仮題)として2006年秋に市販本の出版を予定している。
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