研究課題/領域番号 |
15330088
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
小川 孔輔 法政大学, 経営学部, 教授 (50105855)
|
研究分担者 |
阿部 周造 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (30060015)
西尾 チヅル 筑波大学, ビシネス科学研究科, 教授 (80241769)
青木 道代 玉川大学, 経営学部, 助教授 (50289790)
竹内 淑恵 法政大学, 経営学部, 教授 (40366828)
酒井 理 大阪商業大学, 総合経営学部, 講師
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2005年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2004年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
|
キーワード | 有機野菜 / 地産地消 / 食の安全性 / 有機野菜加工 / 店頭調査 / 消費者行動 / ユニクロ / 顔の見える野菜 / ACR / 中国・青島 / 築地市場 / FRフーズ |
研究概要 |
(1)消費者調査 2004年、東京都内の青果店店頭において、東京地場産野菜・有機野菜・特栽野菜についての消費者調査を行った(アンケート用紙配布、回答郵送方式、有効票数686票、有効回答率34.3%)。データから、回答者の76%は有機や減農薬・減化学肥料栽培野菜に関心を持っている一方、「東京」の地場野菜についての認知や評価は低く、43%が地場産野菜へのプレミアム価格の支払い意志をもたなか、った(小川・酒井)。 調査の自由回答部分は、テキスト・マイニングの手法で解析したところ、消費者は有機と減農薬野菜の違いをはっきり認識しておらず、知覚している消費者は有機への不信感が大きいことがわかった(西尾・竹内)。また、これらの野菜購入動機の背景にある知覚されたベネフィットは、個人間で異なっていた。 消費者の態度を分析すると、「有機」は独立したカテゴリーというより、「一般野菜」との関係で、相対的な評価により購買されている(阿部)。 (2)視察・専門家による講義 国内外の有機農産物の生産・流通・認証の実情を調べるため、筑波や中国・山東省、.オランダ、合衆国の小売り「ホールフーズ」(小川2005)などの視察を行った。 また、エクスパートによるレクチャーも企画した。講師はイオン(「グリーンアイ」)、イトーヨーカドー(「顔が見える野菜。」)、ワタミファーム、イーアグリ、首都圏コープGPS、認証機関SEQの各社の野菜生産・流通の最前線の専門家で、講義は講義録にまとめられた(小川・青木2006)。 (3)その他 2004年、アジア消費者調査学会(ACR>で、研究メンバー全員が韓国で学会発表を行った。その他、研究の基礎となる資料の収集整理を行い、有機農産物と食の安全性に関する文献レビューを発表した(小川、2004,2005)。関連文献数百点に要約をつけた文献データベースが作成された。
|