研究課題/領域番号 |
15330089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
陶山 計介 関西大学, 商学部, 教授 (40154629)
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研究分担者 |
藤本 寿良 大阪経済大学, 経営情報学部, 教授 (70140184)
川瀬 雅也 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (90224782)
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 助教授 (40330170)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2003年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | ブランド・コミュニケーション / 日英比較 / メーカー / 流通企業 / ナショナル・ブランド / プライベート・ブランド / ロイヤルティ / ストア・アイデンティティ / ブランド・コミュニケーシ / 国際研究者交流 / 知覚品質 |
研究概要 |
メーカーと流通企業のブランド戦略に関する日英米の比較研究を行うことが課題であったが、初年度は、ブランド・コミュニケーション戦略に関する日英米3国間の比較とその特徴の抽出を進める視点や理論枠組みを理論的・実証的に検討した。とりわけナショナル・ブランド(NB)やプライベート・ブランド(PB)におけるメーカーと小売企業のブランド・コミュニケーション実態と課題に関する考察を行った。 2年目には、初年度に定式化した理論枠組みをふまえて、わが国における消費者のブランド・イメージや消費実態に関して360サンプルのアンケート調査を7月に実施し、その解析を進める一方、イギリスについても約300サンプルの訪問面接調査を専門の調査会社に委託して実施した。 最終年度は、これら日英のデータを解析して両国のブランドや店舗のイメージと顧客ロイヤルティを比較検討することに加えて、アメリカでの調査も実施した。そして、ナショナル・ブランド(NB)やプライベート・ブランド(PB)におけるメーカーと小売企業のブランド・コミュニケーションに関する最終調査結果と全体的な取りまとめが行われた。 以上、3カ年に及ぶ研究を通じて、欧米に比べて優位なポジションを確立できない日本のPBがそのポジションを改善するためには、ブランド・アイデンティティと同時に、ストア・アイデンティティの構築とその効果的・効率的なコミュニケーションが不可欠であること、知覚品質を向上させることが明らかになった。またブランド・ロイヤルティを形成する際に鍵概念となるのが、製品次元での便益評価であり、組織次元での企業イメージや明確かっ強力なストア・アイデンティティに立脚した店舗戦略やインストア・コミュニケーションが問題となることも示された。
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