研究課題/領域番号 |
15330099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
富永 茂樹 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (30145213)
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研究分担者 |
山室 信一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10114703)
籠谷 直人 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70185734)
田中 祐理子 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (30346051)
藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (00362400)
斎藤 光 京都精華大学, 人文学部, 教授 (80211259)
白鳥 義彦 神戸大学, 文学部, 助教授 (20319213)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 人口動態 / 消費社会 / 大衆社会 / マスメディア / 教育 / 社会科学 / 消費文化 / 大衆文化 / メディア / 《五月革命》 / 資本主義 / 石炭から石油へ / テレビ / 郊外 / 団塊の世代 / 1968年 |
研究概要 |
本研究では、主に人びとの生活そのものにおける1960年代の特性にその焦点をあて、そこにおける生活・意識の変容が蒙ったであろう様々の影響を、一方では科学技術の発展などとのある種物質的な関係、他方では大衆社会化や消費社会化などによるより抽象的な作用のうちに探究した。これらの多彩な観点からなされた研究は、本研究の分担者すべてに対して、そこで実際に同時代を経験しながら、この時代の息吹を伝える証言として、60年代にさまざまの学問領域を背景にしながら行われた数々の分析の重要性を知らしめることとなった。これは本研究の問題意識の中核に、ふたつの主題を形成するところとなった。すなわち、何よりもまず人びとの生活そのものを知ろうとすることと、そして同時にこの生活とそこで発展しつつあった諸科学-人文・社会諸科学を含む-との深部での相関関係を明らかにすることである。 上記の問題意識を持ちながら、研究代表者および分担者は各自の研究主題に基づき報告論文を作成した。以下にその表題を報告する。「《マクルーハン》とはなんであったか」(富永)、「『"ふたり"の60年代』に向けて」(斎藤)、「60年代と身体の未来」(田中)、「分裂病の60年代」(北垣)、「『沈黙の春』とサイボーグの60年代」(遠藤)、「牛乳神話の形成」(藤原)、「教育と人間の60年代」(前川)、「1960年代の『大学闘争』のもたらしたもの」(白鳥)、「《言葉と物》の60年代」(葛山)、「1960年代の日米繊維摩擦の歴史的意義」(籠谷)、「三島由紀夫自決・再考」(大澤)、「60年代日本精神誌」(山室)。
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