研究課題/領域番号 |
15330110
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
西澤 晃彦 東洋大学, 社会学部, 教授 (20245658)
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研究分担者 |
奥山 眞知 (奥山 真知) 常磐大学, 人間学部, 教授 (60152443)
文 貞實 中部学院大学, 人間福祉学部, 助教授 (20301616)
中村 祐司 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50237442)
稲葉 奈々子 茨城大学, 人文学部, 助教授 (40302335)
武田 尚子 武蔵大学, 社会学部, 助教授 (30339527)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 都市下層 / 貧困 / ホームレス / 社会的排除 / NPO / 野宿者 / 社会運動 / サービス業 |
研究概要 |
私たちは、社会的排除の結果として生じた、下層労働市場に依存しつつ生きる都市下層の社会的世界を分析することに努めてきた。排除による生存の脅かしに抗して、野宿者たちが、様々な生存戦略をとりつつ、アイデンティティを構築していることを明らかにした。 同時に、観光地の宿泊施設で働く女性の労働者たちについてはじめて調査を行い、地域社会の下層に位置づけられながら流動する彼女たちの生活を明らかにした。都市下層は、ジェンダーやエスニシティによって分割されながら、それぞれ異なる労働を割り当てられている。 都市下層の存在の様式は多様ではあるが、都市下層へといったん組み入れられば、そこからの離脱はたいへんに困難であり、定住性が低く生活の安定を得られない状態におかれる。都市下層という排除された人々が、日本における最貧困層となっていることを明らかにしたことが、最大の研究成果である。 本研究の総括として、記述の蓄積をこえて、労働市場論、国家論、グローバリゼーション論の成果を取り入れつつ社会的排除論と都市下層研究を接合させることによって、より社会学的に深化した都市下層研究を達成しえたと考える。
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