研究課題/領域番号 |
15330145
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
石塚 智一 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (00168238)
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研究分担者 |
内田 照久 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (10280538)
中畝 菜穂子 国立大学法人新潟大学, 入試センター, 助教授 (00321563)
荘島 宏二郎 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助手 (50360706)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | センター試験 / テストレット / モニター調査 / 項目反応理論 / 標準化 / 等化 |
研究概要 |
項目反応理論におけるテストレットモデルは、わが国の大規模公的試験を標準化する上で一定の役割を担うだろうと期待される。わが国の公的試験の多くは、大問単位で構成されることが多く、大問内では、問題の類似性から局所独立の仮定が成立していないであろうという懸念が高い。テストレットモデルは、項目間に局所独立の仮定が成立しない際に、有効である項目反応モデルの総称である。それらのうち、段階反応モデル、一般化部分的採点モデル、連続反応モデルなどが有効である。 標準化は、2つのことから成立している。すなわち、尺度化と等化である。尺度化とは、実得点尺度を、相互比較可能であると期待される尺度に変換することを指す。また、等化とは、複数の異なる尺度を同一の尺度で比較可能にする手続きである。 本研究では等化に着目して研究を行った。とりわけ、連続反応モデルと呼ばれるテストレットモデルに焦点化した等化研究を行い、雑誌『行動計量学』にて報告した。また、わが国のセンター試験における本試験と追試験のように、アンバランスな標本サイズのテストを等化する研究を行い、雑誌『日本教育工学会論文誌』にて報告した。また、等化する際の社会的合意形成のための調査を行い第32回日本行動計量学会にて研究発表を行った。さらに、時事的な課題として、17年度からセンター試験に導入された英語リスニングテストにおける調査研究を行い第32回日本行動計量学会にて研究発表を行った。また、第46回日本教育心理学会において、標準化のための基礎研究について研究発表を行った。
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