研究課題/領域番号 |
15330203
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
進 一鷹 熊本大学, 教育学部, 教授 (60124210)
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研究分担者 |
緒方 明 熊本大学, 教育学部, 教授 (70169168)
干川 隆 熊本大学, 教育学部, 助教授 (90221564)
肥後 祥治 熊本大学, 教育学部, 助教授 (90251008)
高原 朗子 熊本大学, 教育学部, 助教授 (20264989)
古田 弘子 熊本大学, 教育学部, 助教授 (60315273)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 特別支援教育 / トレーニングプログラム / コーディネーター / ネットワーク / 障害のある児童・生徒 / 教師 / 知識 / スキル / 校内支援体制 / 意識調査 |
研究概要 |
本研究の目的は、これからの特別支援教育を担う教師のトレーニングプログラムを開発することである。研究では主に、次の三点が検討されてきた。 1.特別支援教育を担うための教師に必要なトレーニングプログラムの検討 KJ法を用いたプログラムの立案作業を行った結果は、(1)支援の個別化(診断基準や心理教育的アセスメント、支援の技法など)と、(2)支援のネットワーク化(連携の仕方、教師のコミュニケーション・スキル、学級での支援など)に集約された。このプログラムに基づき、平成16年から18年まで3年にわたり、大学での公開講座を通じて教員に対して精選したプログラムを実施し、その成果について評価を行った。プログラムは、(1)知識中心プログラム(学びの基礎論、特殊教育における家族支援、特別支援教育の最新動向)と(2)スキル中心プログラム(行動コンサルテーション、問題解決方法論、心理劇)から成っていた。受講者による評価から、特別支援教育を実践する上で、知識とスキルの二つの習得という観点からプログラムを実施することが有効であることが明らかとなった。 2.特別支援教育に対する意識と研修に関する調査研究 A市を対象にH15年には市内の全小学校を、H17年には市内の全小・中学校を対象に特別支援教育の取り組みに対する実態に関するアンケート調査を実施した。結果から、教師にとって情報提供の場の必要性、特別支援教育についての知識・技術の向上、教師間の共通理解の必要性が明らかになった。 3.学習障害等の児童のニーズに応じた支援方法の検討 これまでの調査研究から、学習障害等の障害の理解は増えているものの、具体的にどのように指導したらよいかといったニーズが明らかとなった。このことは研究分担者による教師の面接調査からも裏づけられた。そこで平成17年度より、指導の難しい学習障害等の児童生徒への具体的な支援方法の検討を行った。
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