研究課題/領域番号 |
15350100
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
跡見 晴幸 京都大学, 工学研究科, 助教授 (90243047)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
2004年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2003年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | 超好熱始原菌 / 遺伝子導入 / 遺伝子相補 / unfolded protein renponse / chaperonin / pyrF / ウラシル / Thermococcus / in vivo進化 / 超好熱菌 / 始原菌 / タンパク質の耐熱化 / 熱安定性 / 分子進化 / chaperonin HSP60 / Directed evolution |
研究概要 |
超好熱始原菌Thermococcus kodakaraensis KOD1株のpyrFおよびtrpE遺伝子を破壊し、KUW1株を作製し、本株を宿主細胞として、Pyrococcus furiosus(至適生育温度100℃)およびThermoplasma volcanium(至適生育温度60℃)由来pyrF遺伝子を導入した。60℃培養から5℃ずつ温度を上昇させて培養したところ、Thermoplasma volcanium由来pyrFを導入した組換え株(KTV株)はウラシル非存在下で75℃まで生育できたが、80℃で生育は観察されなかった。Pyrococcus furiosus由来pyrFを導入した組換え株(KPF株)は85℃でも野生株KOD1と同様な生育を示した。KTV株内のPyrFは耐熱化されていなかったが、その代わり細胞内のchaperoninの発現が誘導されていることが判明した。通常のKOD1株では85℃以上にのみ発現するHSP60(CpkB)がKTV株内で75℃においても大量に存在することがわかった。KPF株ではこのような現象は観察されなかった。したがって、耐熱性の低いタンパク質を特異的に認識し、その変性を防ぐための防御機構の存在が示唆された。以上の結果より、いままでに知られていなかった超好熱始原菌におけるunfolded protein responseと同様なタンパク質品質管理メカニズムの存在が明らかとなった
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