研究課題/領域番号 |
15360124
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 首都大学東京 (2005) 東京都立科学技術大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
田中 信雄 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授 (70305423)
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研究分担者 |
西郷 宗玄 産業総合技術研究所スマートストラクチャ, 研究センターチーム長 (80357053)
TANAKA Nobuo Tokyo Metropolitan University (70305423)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2003年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 振動制御 / クラスター制御 / スマート構造物 / 分布定数系構造物 / 振動放射音 / 静粛性 / スマートセンサー / スマートアクチュエータ / クラスタ制御 / スマートセンサ |
研究概要 |
スマートセンサー、スマートアクチュエータおよびクラスター制御理論を三位一体とするスマート構造システムを構築し,当該システムの静粛化制御手法の開発と設計手順を確立すると共に、その有意性を明らかにする。スマート構造物とは、これまでの機械構造物とは、そのコンセプトを完全に異にし、外界の環境変動に対して、自らの仕様を自律的に改変し、絶えず最適な仕業を追及する未来型の構造システムである。本年度としては、以下の項目を中心に研究を進めた。すなわち、 (イ)強練成場における音響モード関数の解明 振動場と音場の動特性のカップリングにより、もはや単独場で記述された固有値および固有関数は相互影響を受け、まったく異なった姿態に変貌する。したがって、強練成場におけるキャビティ内の音響ポテンシャルエネルギを抑制しようとすると、強練成場における音響モード関数が分からなければ、それに依拠する最適制御則を導出することができない。そこで、本年度は、クラスター制御の観点より、これまで未導出であった強練成場における音響モード関数の解明に成功した。 (ロ)分布定数系センサーとしてのスマートセンサーの開発 一般構造物におけるパワーモード解明に取り組むと共に、当該モードをセンシングするためのスマートセンサーの設計手順を確立した。 (ハ)スマート構造物の静粛化 当該プロジェクトによって明らかにされたスマートセンサー、スマートアクチュエータおよびスマート制御理論を基調とするスマート構造システムを対象として、理論的に達成しえる静粛化制御効果を明らかにした。
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