研究課題/領域番号 |
15360127
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
石井 徳章 大阪電気通信大学, 工学部・機械工学科, 教授 (40098083)
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研究分担者 |
阿南 景子 足利工業大学, 工学部・機械工学科, 講師 (30346077)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
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キーワード | 機械力学 / 流体関連振動 / 自励振動 / 連成振動 / 複合振動 / ゲート / テンタゲート / ラジアルゲート |
研究概要 |
(1)実用大形テンタゲートの動的不安定に関する実地調査 当初計画していた米国内フォルソンダム・テンタゲートは米国連邦政府直轄の施設・設備であって、それに関する実地調査は米国内でのテロに対する厳重な警戒のために実施することが不可能であった。そこで、国内で実用されている45トンの大形テンタゲートについて動的不安定に関する実地調査を実施した。今回は、テンタゲートを鋼棒切断によって危険が伴わない程度に加振することによって正確な動的不安定に関する調査を行うことができ、数多くの重要な結果を得ることができた。 (2)3次元1/13スケールテンタゲートモデルによる複合発散振動の検証実験 1995年に崩壊したフォルソンダム・テンタゲートと幾何学的な形状を相似に保ち、かつ固有振動モードと固有振動数を実機と同じ状態に設定できる3次元1/13スケールモデルを設計・製作し、それを奥行き1m、高さ1.2m、長さ8mの循環型水槽に設置した。この3次元1/13スケールモデルを用いて流水自由振動実験を行い、フォルソンダム・テンタゲート崩壊時に生じたのと同じ複合発散振動を再現した。 (3)フォルソンダム・テンタゲート崩壊の解析と安全対策の提案 国内で実施した45トンの大形テンタゲートの動的不安定に関する実地調査の結果について、理論解析との比較検討を行った。さらに、実地調査とモデル実験によって検証された理論解析手法を用い、フォルソンダム・テンタゲートの解析および安全対策の検討を行った。 (4)研究成果の公表 本研究に直接的に関連した研究成果の公表としては、米国とフランスでの2件の発表を2004年7月に行い、米国デンバーでの発表を2005年7月に予定している。他、本研究に関連した研究成果の公表としては、2003年7月の米国での発表、2003年9月の長崎での2件の発表、2004年2月の日本機械学会論文集掲載、2004年9月の北海道での発表がある。
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