研究課題/領域番号 |
15360173
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山本 寛 日本大学, 理工学部, 教授 (90130632)
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研究分担者 |
岩田 展幸 日本大学, 理工学部, 講師 (20328686)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | エキシトニック超伝導 / C_<60>誘導体 / Au超薄膜 / 自己組織単分子膜 / 抵抗異常 / ステップ・テラス構造 / 室温超伝導 / C60誘導体 / 超薄膜界面 / 電気抵抗異常 / 基板ステップ / C60自己組織単分子膜 / MgO(100)基板 / 電気伝導特性 |
研究概要 |
誘電体/金属からなる超薄膜界面では特異な電気伝導、例えばエキシトニック超伝導の可能性が期待される。我々は具体的な物質系として、側鎖系にπ電子からなるC_<60>誘導体自己組織単分子膜(C_<60>-SAM)、伝導系にはAu超薄膜をもちいることとした。 我々は清浄な単結晶基板にはステップ・テラス構造が形成されることに着目し、主に900℃〜1000℃で12時間アニール処理したMgO(100)基板を用いた。RFスパッタにより、Mo, Auを作製した。その後、その試料上に、自己組織化法を用いてC_<60>-SAMを成膜した。 SAMと思われる凝集体はMgO(100)基板ステップエッジに沿って形成され、その幅は数nm、長さ数μmにおよんでいた。試料の抵抗測定には4端子法を用いたが、十分に狭い、10μmオーダー領域での測定を再現性良く行う手法を確立する必要がある。マスクからの回り込みを利用して形成した電極(電極端間隔約20μm)をAu/Moの2層とすることにより、電極付着強度を増して比較的安定な抵抗測定が可能となった。 一連の試料の中で、Au膜厚が十分に薄い試料では、150-200Kの温度領域で線形的な温度依存性からずれて、抵抗が減少する「電気抵抗の異常な振る舞い」が観察された。例えば、100K以上の温度領域で抵抗の減少を伴う抵抗異常が観察された。また、その抵抗異常は測定電流を増加することによって消滅し、超伝導的振る舞いを示すことも確認された。
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