研究課題/領域番号 |
15360227
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
堀口 敬 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30094816)
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研究分担者 |
佐伯 昇 北海道大学, 名誉教授 (80002004)
志村 和紀 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60187474)
松藤 敏彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00165838)
田中 信壽 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90133701)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2005年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 産業廃棄物 / グリーン購入 / CLSM / リサイクル / 埋め戻し / 空洞埋め戻し / 省資源化 / 溶出 |
研究概要 |
制御型低強度材料(CLSM : Controlled Low Strength Material)は、近年米国で生まれた新しいセメント系埋め戻し材料の総称である。国内においても類似の材料が存在するが、未だ統一された材料基準や施工方法の確立は行われていない現状にある。 本研究は、このCLSMに数種の産業廃棄物を活用し、国内で容易にかつ安全に使用できる環境を創造することを大きな目的としている。初年度である15年度から3年間でCLSMの物性試験、耐久性試験、および現場施工に関する取り纏めとデータの不足を補う追加実験を行った。物性試験では、都市ゴミ溶融スラグと砕石粉、および規格外フライアッシュを用いたCLSMの物性試験を行った。試験の結果、これらの産業廃棄物および産業副産物を用いたCLSMの物性は実際の施工材料として十分満足する性状を示した。 耐久性試験においては、寒冷地におけるCLSMの施工と強度進展特性を把握し、低温下における養生の影響について検討を行った。さらに、繰返し掘削による材料の再利用に関する検討を行い、再利用による物性の低下があるものの、再利用が可能であることが確認された。 溶出特性についても、CLSMが土壌環境基準に適合する材料であるかどうかの確認を行った。 3年間の研究成果から、多量の都市型廃棄物を安全に有効利用する資源循環型CLSMの開発が実現され、具体的な実用化が果たされた。
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