研究課題/領域番号 |
15360320
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
山口 重之 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (00029266)
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研究分担者 |
宮里 勉 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (40346119)
仲 隆介 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (10198020)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | コラボレーション / コミュニケーション / ユーザーインタフェイス / インタラクション / ルームウェア / 遠隔地間教育 / グループラーニング / 拡張会議環境 / ワークスタイル / ビジュアライゼーション / オフィス環境 / 会議環境 / ワークプレイス |
研究概要 |
本研究では、大きく三つの課題に取り組んだ。遠隔コラボレーション教育を支える情報環境としてのWebシステムの構築、空間環境としてのコラボレーションルームの構築、そして、両者の融合である。 まずは、関連研究の整理から、ICTの進展により多くの技術的問題が克服されつつある一方で、如何に創造性に寄与できるかが重要課題であると位置づけ、独自の遠隔コラボレーション教育システムを構築した。 これまでの拠点間結合方式(製図室間など)から、学生がどこにいても参加できるシステム環境を整備した上で、単にデザインに関わるコミュニケーションを最低限保証するだけのシステムから、創造性を支援するべくインタラクションに注目して改良を試みた。具体的には、インタラクションの要ともいえる相互評価を促進するための付箋ツールや、デミングサイクルを参考にしたプロセスガイダンスシステムなどを構築し、その有効性を示した。 次に実空間上/ネットワーク上のコラボレーションを融合する実空間環境の構築に取り組んだ。まずは、同期同室型のコラボレーション実験に取り組み、同期遠隔地型のコラボレーションへと研究を進めた。ここでも、デザイン行為の特徴である創造行為の支援を念頭にして、コミュニケーション、インタラクション、暗黙知共有、発想支援など、開発・分析の視点が広げた。空間構成とデジタルデータを投影する場所、家具および様々な情報ツールの機能や構成、レイアウト等がコラボレーションに与える影響を確認した。 最後に、情報環境と空間環境の融合を目指し、両者のインターフェイスとしての「環境ツール」の開発を試みた。コミュニケーション媒体としての3次元AR表示システム、対面型テーブルにおける映像投影の方向問題の解決策としてのダブルデッカーマウスおよび回転表示つき拡大鏡の開発、力覚呈示デバイス開発、画像空間を用いた発送支援など、まだ途上であるが、幾つかの可能性を示唆した。
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