研究課題/領域番号 |
15360321
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加賀 有津子 大阪大学, 大学院・ 工学研究科, 助教授 (80335380)
|
研究分担者 |
笹田 剛史 独立行政法人情報通信研究機構, けいはんな情報通信融合研究センター, 専攻研究員 (90026146)
福田 知弘 大阪大学, 大学院・ 工学研究科, 助教授 (80379114)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
|
キーワード | 環境設計 / コラボレイティブデザイン / 景観設計 / e-sketch / Virtual Reality / GPS付携帯電話 / リアルタイム・シミュレーシ / 実空間3Dモデル / 環境デザイン / コラボレーション / 景観試設計 / リアルタイム・シミュレーション / VR |
研究概要 |
環境デザインプロセスの初期段階においては、プロジェクトの全体方針を決定する段階であり、協調活動がいかに短期間に円滑に行われるかが事業の今後の成否を大きく左右することになる。本研究では、環境デザインの初期段階において、高いリアリティ表現により、迅速にインタラクティブなデザイン検討を可能にして、様々な関係者がデザイン初期段階からの参画を可能にするコラボレイティブデザインシステムの構築を目的とした。 まず、環境デザイン初期段階のための統合システムに必要な要件を明らかにするために、デザインプロセスにおける関係者の思考の表現・伝達方法について整理と分析を行った。「環境」、「活動」、「場」のフェーズによる環境デザインの検討方法と、環境デザインにおけるコラボレーションの特徴を示し、コラボレーションとメディア、コラボレーションと表現メディアの観点から整理・分析した。それらの分析結果から、環境デザインの初期段階におけるデザインプロセスに関して、デザインシステムが支援できる問題を整理した。 次に、環境デザイン企画段階の有する特徴より、環境設計システムに必要な次の6つの観点を明らかにした。(1)3DCGによる検討、(2)オープンなデザインプロセス、(3)リアリスティックな表現、(4)アクティビティの追求、(5)仮の完成イメージの提示、(6)個別の要望へのスムースな対応 それらの観点を満足させ、環境デザイン企画段階において「環境」、「活動」、「場」での各フェーズを行き来しながら検討を可能にする環境設計システムのフレームワークと定義モデルとを提示した。そしてそれらに沿って開発したシステムを、実際の環境デザイン企画段階において運用し、その有効性を検証した。 また、GPS機能付カメラ付き携帯電話を利用して、景観画像データを収集し、実空間3Dモデル内で位置情報付き画像・コメント情報の入力や表示が可能なシステムの構築、実証実験を行い、システムの有効性を検証した。 空間3Dモデルの取扱いについては、すべての実空間3Dモデルを同一のシステムかつ共通のインターフェースで取扱えるように、Dirext3D【○!R】テクノロジーを用いたVirtoolsDev【○!R】を基盤ソフトウェアとして、一連のプログラムを機能ごとに単位化したBehavior Blockを使い開発を行った。
|